Q.資産運用で失敗したことはありますか?

将来における経済的な不安から、主婦や若者の間でも「資産運用」を行う人が増えているという。株式投資、投資信託、FXなど種類はさまざまだが、どの投資にもリスクはつきもの。うまくいけば資産を増やすことができるが、運用に失敗した場合、大きな損失を生むことも……。そこで今回は、マイナビニュース会員300名に「資産運用で失敗したことはありますか?」と質問してみた。

Q.資産運用で失敗したことはありますか?

はい 25.0%
いいえ 75.0%

Q.その金額とどのような失敗をしたのか教えてください。

■株式投資で失敗
・「300万円、シャープの株で大失敗」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「800万円、バブル期末期に株式投資し直後にバブル崩壊」(57歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「26万円、JAL倒産で株価が暴落、初めて株式投資で損をした」(39歳男性/証券・投資銀行/営業関連)
・「200万円、ITブームに乗って株式を購入し、最初は順調に価格上昇していたが下落は早くて売却もできなかった、結局売却ができずいつまでも損切りができずにいる」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「300万円、株式を行って仕手株にやられて車1台分程度の損をした、しかも損切りに時間がかかり2~3年程度神経失調症にもなった」(54歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)

■投資信託で失敗
・「20万円、10年満期の投資信託で満期まで持ち続けた結果、元金の6割しか戻らなかった」(61歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「8万円、投資信託が大きく値下がりしてしまった」(41歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「500万円、リーマンで投信が下がった」(50歳男性/投資信託委託・投資顧問/営業関連)
・「2万円、アベノミクスによる株の上昇で投資信託を始めたが、下落して取り戻せないでいる」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■FX取引で失敗
・「170万円、FXでロスカット」(60歳男性/サービス/営業関連)
・「500万円、FXで年収分くらいの損をしている」(38歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「400万円、FXでリスクを取りすぎた」(76歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「3,000万円、FXで相場を読み誤った。リスクを取りすぎていた」(49歳男性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「70万円、FXでドルが急落したが仕事中だったので何もできなかった」(44歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

■その他
・「500万円、バブル期に入った高利回りの生命保険を転換してしまった」(47歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「800万円、途上国支援をうたったファンドに投資したら逃げられました。最初のうちは契約通りに分配金が支払われていたので信用していたのですがうっかり『家を買いまして』と口にしたとたんに入金は途絶え電話は不通でオフィスはもぬけの殻」(53歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「20万円、外貨預金をしたものの自国の通貨が強くなり、円転の際に大損した」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「1,000万円、運用先が倒産した」(58歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「400万円、20年ほど前に大豆の先物で損失を被った」(62歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)

■総評
資産運用で失敗した経験がある人は25.0%という結果に。最も多かったのは「株式投資」による失敗で、数万円程度の損をした人もいれば、中には1,000万円の大損をしたという人も。失敗要因としては「リーマンショック時に慌てて買い急いでしまった」「株価の変動を見誤った」「売り時を見過ごし大暴落」といったものが挙がっていた。いつまでも損切りできず多額の含み損を抱えている人もいるようだ。

2番目に多かった失敗は「FX投資」。少ない資金で始められる、24時間取引ができるなど魅力の多いFXだが、「リスクの取りすぎ」で失敗したという人も。今回アンケートの最高額3,000万円もの損を出してしまった男性も「FXで相場を読み誤り、リスクを取りすぎていた」とコメントしている。

他にも、投資信託や外貨預金、金、プラチナ投資などさまざまな失敗談が寄せられた。資産運用はいい面ばかりではなく、こうしたリスクについてもしっかり把握することが大切。さまざまな種類のものがあるが、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で自分にピッタリな運用法を見つけたいものだ。

調査時期: 2016年8月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 304名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません