10月スタートの関西テレビ・フジテレビ系新ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(毎週火曜21:00~21:54)に主演する女優の吉田羊が14日、都内のスタジオで取材に応じ、民放連ドラ初主演という大役に「こんな冒険をさせてくれるテレビ局さんは他にないんじゃないか」と驚きを語った。

『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』主演の吉田羊=関西テレビ提供

この作品は、解明できなかった病の原因を特定・救命する「解析診断部」に選抜された、吉田演じる脳神経外科医・橘志帆ら女医たちが、知識と能力を生かして患者の命を救っていく姿を、1話完結で描いていくもの。「脇役で主演の方に『羊ちゃんとはやりやすいよ』と褒められるのを生きがいにしてきました」という吉田は、今回"主演"を受けた決め手について、制作する「カンテレさんの勇気!」と説明した。

同局系医療ドラマ『チーム・バチスタ』のスタッフが再集結して制作されていることもあって、「現場にいて安心感が半端ないです」と信頼。自身の役について、気になった部分はすぐにプロデューサーや監督に相談しているそうで、「私が気持ち悪くなく現場にいられるように、役を一緒に作ってくださるので、カンテレさんで良かったなと思います」と、重ねて同局への感謝を述べた。

また、今作について、「かっこ良くてスーパードクターで、"絶対に失敗しない"お医者さんというのはよくあるドラマですが、今回の志帆さんという役は、どこか抜けてすっとぼけていて、天才でありながら失敗もする。そういう身近で等身大に感じられる女医像は新しい」と分析。そのキャラクターについては、「普段の私に近い役。一見すると近寄りがたい人たちにも、面白がって自分から絡んでいくという性格は、わりと等身大で演じさせていただいてますね」と共感する部分もあるようだ。

「解析診断部」に集結する個性あふれる女医たちを演じるのは、相武紗季、吉岡里帆、白鳥久美子(たんぽぽ)、滝沢沙織、笛木優子、伊藤蘭というキャスト陣で、カメラの回っていない時間は「美容とファッションの話ばかりしていますね(笑)」。あるゲスト俳優を病院のベッドに寝かせたまま、7人の女優たちが、そこを囲んで女子会トークをしてしまったことがあったそうで、「その俳優さんが後でマネージャーさんに『目を開けられなかった』と言っていたらしいです(笑)」と苦笑いした。

吉田はそんな女医たちを「人間臭い人ばかり」と魅力あるキャラクターであると強調。「より身近に感じて、見ている方が"8人目のお医者さん"として参加するくらいの感覚で、このドラマを楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

なお、カンテレ制作の火曜のドラマは、現在22時台に放送されているが、『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』からは21時台に枠移動する。