『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)で、悪役ダース・ベイダーの姿を収めた特別映像が12日、公開された。

フェリシティ・ジョーンズ演じるヒロインのジン・アーソ

本作は、悪役ダースベイダーの誕生を描いた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)と、スター・ウォーズ伝説の起点となった『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(78)をつなぐ物語。今回の映像では、帝国軍の支配が着々と進む銀河で"ダース・ベイダーのテーマ"として知られる「帝国のマーチ」の音楽が流れるなか、反乱軍に加わった女性戦士ジン・アーソを筆頭に、寄せ集め5人の極秘チーム"ローグ・ワン"の姿が描かれる。

反乱軍のメンバーから「お前を信用できるのか?」と問われ「お互いさまでしょ」と強気に返答するジン。ジェダイが存在しない時代、フォースもライトセーバーも使えないなか、5人のチーム"ローグ・ワン"は極秘ミッション「帝国軍の究極兵器"デス・スター"の設計図奪取」のために奮闘する。

ストームトルーパーやデス・トルーパーという戦闘のプロ集団を要して圧倒的な力を持つ帝国軍に対し善戦する反乱軍だが、映像の最後にすべてを嘲笑うように登場するのが、悪の帝王ダース・ベイダー。その圧倒的な存在感とその背景にある熱く切ないストーリーに、再登場への熱望が絶えることがなかった悪の帝王が満を持して登場し、わずかの出演ながら強烈なインパクトを放っている。

ルーカスフィルムの社長で本作のプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディは「"『スター・ウォーズ』の世界には、別の形で語られるべき物語がある"という、ジョージ・ルーカスのアイデアから本作品が生まれました。この『ローグ・ワン』は、家族の物語という『スター・ウォーズ』の価値観を継承しつつ、これまでのファンはもちろん、新しい世代の観客をも魅了するような作品になるでしょう」と語っている。


(C)Lucasfilm 2016