今年から新たに祝日の仲間入りをする「山の日」。8月11日に制定された。お盆シーズンに差し掛かるこのタイミングの祝日で、お盆とあわせて夏休みのとり方もかわるだろう。果たして、どんな効果が生まれるだろうか。
8月11日は「山の日」
夏休みのど真ん中、8月11日に制定された「山の日」。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」と内閣府のホームページに書かれている。山といえば、富士山の世界文化遺産登録や山ガールブームといった明るい話題から、ブームの影で遭難者は減らず、御嶽山の噴火、箱根山の噴火警戒レベルの上昇といったニュースもあり、近年何かと、山について考える機会が増えたように思える。
やっぱり登山客が増えるのか
そんな中、箱根では大涌谷園地が7月26日から開放され、昼間の時間帯に一部入ることができるようになるなど地元の観光業に追い風が吹いている。さらには7月に山開きし、登山客で沸く富士山。駅に温泉施設ができて、女性客を集めている高尾山。御嶽山も噴火によって立ち入りが制限されていたが徐々に解除されてきている。
そんな中迎える「山の日」。ソニー損保が行ったお盆の帰省に関する調査で、山の日で休みが増えた人の半数近くは、アウトドアレジャーへの関心が上がっていることが明らかになった。