ヤマハは8月10日、テレビの前に置いても邪魔にならないスリムタイプのサウンドバー「YAS-106」を発表した。9月上旬より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は26,000円前後(税別)。
YAS-106は、テレビ前に置ける高さ53mmのフロントサラウンドシステム。音声入出力端子にHDMIポートを装備し、HDRコンテンツや4K/60p映像信号のパススルーが可能。HDMIケーブル1本でテレビ音声を伝送できるオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応する。HDMI接続したTVやレコーダーと連動する「HDMIコントロール機能(リンク機能)」も利用でき、電源のオンオフや音量調整、入力切替などを制御可能。人の声と背景音を判別して、人の声を強調し聴き取りやすくする「クリアボイス」機能も搭載する。
スピーカー部は、真円形の55mmミッドレンジウーファー(メイン)、75mmの内蔵サブウーファーと25mmツイーターによる3ユニットで構成。実用最大出力はメイン(L/R)が30W×2、サブウーファーが60Wの合計120W。低音を増強する「バスエクステンション」により、パワフルな重低音再生を可能とする。5.1chバーチャルサラウンド技術を搭載し、前方だけでなく左右や後方にもスピーカーを設置しているかのような広がりと定位感が得られる。
Bluetoothによるワイヤレス接続も可能で、スマートフォンにダウンロードした専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」から音楽コンテンツの再生や制御が行える。ソースに合わせて、テレビ番組、映画、音楽、スポーツ、ゲームといったサウンドプログラムを用意。圧縮音源を高音質で再生する独自技術「ミュージック・エンハンサー」も搭載している。
Bluetooth接続したスマートフォンなどの電源をオフにすると、サウンドバーの電源もオフになる連動機能「Bluetoothスタンバイモード」も利用可能。Bluetoothのバージョンは2.1で、コーデックはSBC、MPEG4、AACに対応する。
音声入力端子はHDMI×1、光デジタル×1、3.5mmステレオミニジャック×1。音声出力端子は、HDMI×1、サブウーファー×1。リモコンが付属し、本体サイズはW890×D131×H53mm(テレビ前設置時)、重量は3.2kg。