経済産業省 資源エネルギー庁が8月10日に発表した石油価格調査(8月8日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円安い122.0円となり、6週連続で値下がりした。
来週は「小幅な値動き」
石油情報センターは「元売りの卸価格について、3社が据え置き、2社が値上げした中、9道県で値上がりとなったが、これは卸価格の値上がりが反映したとみられる。一方、27都府県で値下がりとなったが、こちらは季節的要因として、帰省などの需要の高まりを前に消費者の獲得に向けた動きから値下がりしたと考えられる」と分析。来週の価格動向については「小幅な値動きになる」と予想している。
都道府県別にみると、9道県で値上がり、11府県で横ばい、27都府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の131.7円(前週131.6円)で、次いで鹿児島県の129.6円(同129.3円)、沖縄県の128.8円(同128.8円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の117.1円(同116.6円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円安い132.8円と、6週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.2円安い102.2円と、2週ぶりに値下がりした。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より1円安い1,151円と、2週ぶりに値下がりした。