暑さがピークに達してくるこれからの季節は、熱中症への注意を呼びかける声をよく聞くが、実際にはどのような対策を行えばよいのだろうか。今回は、マイナビニュース会員302名に、熱中症の予防や対策として実施している、もしくは実施してみたいものを教えてもらったので紹介しよう。
また、どうしてその対策を行っているのかを、具体的な方法も含めて質問してみたので、参考にしてほしい。
Q.これまで熱中症になった経験はありますか
はい(22.2%)
いいえ(77.8%)
Q.熱中症の予防や対策として実施している、もしくは実施してみたいものを教えてください(複数回答可)
1位: こまめに水分を補給する(75.2%)
2位: エアコン・扇風機を使用する(62.3%)
3位: 就寝前に水分を補給する(35.8%)
4位: 窓を開けるなどして風通しをよくする(34.1%)
5位: 気温が高い日は外出を控える(33.1%)
5位: 日傘や帽子を使用する(33.1%)
7位: 日なたを避けて可能な限り日陰を歩くようにする(31.1%)
8位: 塩あめなどの熱中症対策に適した食品を摂取する(24.8%)
9位: 薄着で過ごす(20.2%)
10位: 冷却グッズを身につけている(11.9%)
Q.その回答を選んだ理由と実施している、もしくは実施してみたい具体的な内容を教えてください
■こまめに水分を補給し、塩分やミネラルも摂る
・「水分補給にはものすごく気をつけている。日中はもちろんだが夜間もこまめに補給する」(54歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)
・「整体の先生に『水分不足だよ』と指摘されたから、飲みたくなくても麦茶を飲むように心がけています」(30歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「水分といっても水やお茶だけはダメらしいので、スポーツドリンクや塩あめなどでミネラルも補給している」(42歳女性/その他/その他)
・「夏場は水分補給は欠かさない事が肝心だと思っているので、外出の際は塩分を含んだペットボトル飲料を必ず持ち歩くようにしています」(35歳男性/その他/その他)
・「意識的に時間を決めて水分をとってます。ミネラルウォーターじゃなく、塩分の入ったスポーツドリンクを飲んでいます」(41歳男性/その他/その他)
・「仕事上、かなり汗をかくので、大きな水筒を持って行く。熱中症予防のあめをなめて塩分補給している」(58歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
■エアコンや扇風機を使うタイミング・使い方
・「以前はエアコンは体調を悪くすると言われていたので使用を控えていたが、最近はそれと全く逆のことを言われているので、積極的に使うことにした」(44歳男性/ソフトウェア・情報処理/個人事業主・会社役員)
・「暑さに強いためあまり暑いと感じることがないが、室温が28度を超えていたらエアコンをつけ、室温が上がらないようにしている」(38歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/販売・サービス関連)
・「乳幼児がいるので、自分が大丈夫な暑さでも子供どもが頭に汗をかいていたら、無理せずにエアコンや扇風機を使っている」(38歳女性/農業協同組合/公共サービス関連)
・「室内でも熱中症になると聞いたので、気温が高く熱中症警戒情報が出れば必ずエアコンの効いた部屋で過ごすようにしている」(28歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「昔の気候とはちがうので無理をせずエアコンを使う」(53歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
■帽子や日傘を使用し、着衣などにも気をつける
・「外で作業をする時は首に保冷剤を巻いて、長袖、長ズボン、帽子に眼鏡と完全防備」(39歳女性/その他/その他)
・「出掛ける時は日傘・帽子で日陰を歩き、出掛ける前と後は水分補給を必ずしています。なるべく麦茶を飲むようにしています」(54歳女性/その他/その他)
・「帽子は、外出するときはできるだけかぶるようにしてます。紫外線は目にも頭にも影響があるからです」(40歳男性/その他/その他)
・「日傘や長袖を心がけている」(29歳女性/その他/その他)
■その他
・「なによりも体に熱が(過度に)こもらないようにすることが重要だと思うので、発汗を促すことを心掛けている。また発汗によって不足する塩分の摂取、そしてこまめな水分の摂取にも気を付けている」(43歳男性/教育/専門サービス関連)
・「結局、体力の低下が主な原因なのでしっかり食べないといけない」(42歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
■総評
今回のアンケートでは、一般的に知られている10の熱中症対策を複数回答で選択してもらったところ、「こまめに水分を補給する」と回答した人が最も多く、次に「エアコン・扇風機を使用する」との回答が続いた。また、1位から7位までが3割を超える人から選択されており、複数の熱中症対策が実践済み、もしくは実践してみたいと思われていることも分かった。
いずれの熱中症対策も難しいものではないので、実践中の対策はそのまま継続を、やったことのない対策はこれを機に始めてみてはどうだろうか。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2016年8月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性179名 女性123名 合計302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート