アイドルグループ・NMB48の渡辺美優紀が9日、大阪・なんばのNMB48劇場で卒業公演を行い、約6年間にわたるアイドル活動に終止符を打った。
会場には満席の240人が詰めかけ、オープニングで渡辺は「みなさんと一緒にめっちゃ楽しんでいきたい、最高のステージをお願いします」とあいさつ。渡辺がセンターを務めた「僕はいない」などを披露し、卒業ソングでもあるソロ曲「夢の名残り」も歌唱した。そして、山本彩ら1期生メンバーが登場し、一緒に「卒業旅行」を歌った場面では、感極まって歌えなくなる渡辺をメンバーがフォロー。渡辺は、こらえていたものがみんなの顔を見ると安心して出てしまったと話した。
そして、卒業セレモニーで花束や卒業証書を受け取った渡辺は、「ステージ、ライブは私の味方、どんなときでも自分らしくいられる場所で楽しかった」と話し、「思っている以上にメンバー、スタッフ、そしてみなさんに支えられていて、私は全然1人じゃないということに、卒業発表して気がついた」と告白。「言葉では表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」と述べ、「最後はしんみりじゃなく、私のあの曲をみなさんで歌ってくれますか?」と呼びかけ、最後に「わるきー」を披露した。
歌い終わったあと、「最後はこの曲、歌いたいって思ってたので、うれしい! ありがとうございました!」と渡辺。「最高のアイドル人生を送れました。幸せでした」とファンに語りかけ、会場からみるきーコールが起こるなか、「こんな何をしでかすかわからない私をずっと好きでいてくれたみなさんのことめっちゃ好きです。本当にありがとうございました!」と思いを伝えた。
卒業後の活動は未定。8月22日には『渡辺美優紀 ファーストスタイルブック MILK』」が発売され、21日に東京の福家書店 新宿サブナード店で握手会が行われる。また、この日の公演の中で、7月3日、4日に神戸で行われた卒業コンサートのDVDが、渡辺の誕生日である9月19日に発売されることもされることも発表された。
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