東京商工リサーチは8月8日、「11万人の倒産社長データからみる『星座分析』調査」の結果を発表した。

「みずがめ座」「うお座」「やぎ座」生まれが多い

倒産した11万6,505件のうち、社長の星座で最も多かったのは「みずがめ座」で1万1,220人(構成比9.6%)だった。次いで、「うお座」が1万1,039人(同9.4%)、「やぎ座」が1万868人(同9.3%)の順。「みずがめ座」「うお座」「やぎ座」の3星座はそれぞれ1万人を超え、12星座の約3割(同28.4%)を占めた。

一方、最少は「ふたご座」で8,576人(同7.3%)だった。次いで、「おうし座」が8,900人(同7.6%)で、この2星座は8,000人台にとどまった。

倒産社長の星座

厚生労働省がまとめた「出生に関する統計」の月別統計によると、出生率の動向は戦後から1964年までは戦前と同様に1~3月が高く、6月が低かった。だが、1970年以降は「出生月による出生率の差はほとんどない状態」という。倒産社長においても、1~3月生まれのみずがめ座、うお座、やぎ座、おひつじ座の比率が高く、厚労省がまとめた1964年までの出生率の動向とほぼ同じ結果だった。

倒産社長の誕生日、最多は1月1日

倒産した社長の誕生日を見ると、最多が「1月1日」で1,156人だった。次いで、「1月2日」の817人、「1月3日」の547人の順で、正月3が日の誕生日が上位3位を独占した。さらに、上位10位までに1月は6日入っている。

一方、最少の誕生日はうるう年の「2月29日」で37人だった。ただ、うるう年は4年に一度で、2月29日を除いた実質最少は「12月31日」の110人だった。これに「12月29日」の156人が続く。下位10位に12月が7日入り、1月と好対照の結果となった。12月22日~1月19日生まれの「やぎ座」は、12月と1月生まれの倒産社長数に大きな差が出た。

倒産社長の誕生日ランキング

星座ではなく誕生日の月別では、最多が1月生まれの1万3,089人。次いで3月の1万1,099人、2月の1万533人と続く。最少だった月は6月の8,132件だった。

倒産社長の誕生月ランキング

倒産時の社長の平均年齢を星座別にみると「やぎ座」(58.5歳)が最も高く、設立から倒産までの期間も「やぎ座」の26.9年が最長だった。

倒産時の社長の年齢

社長の誕生日と倒産日、最も多い組み合わせは「うお座」×「うお座」

社長の星座と倒産発生日(倒産日)の星座を対比し、分析したところ、最も多かったのは、社長の星座が「うお座」、倒産日も「うお座」で1,056件だった。次いで、社長が「みずがめ座」、倒産日が「うお座」の1,042件、社長が「やぎ座」、倒産日が「みずがめ座」の997件の順だった。

なお、社長の星座に関係なく、社長がどの星座でも倒産日の星座は「やぎ座」が最も少なかった。

社長の星座と、最多の倒産日の星座が合致したのは、「おひつじ座」「ふたご座」「うお座」の3星座だった。また、倒産社長の星座と倒産した日の星座の組み合わせでは、社長も倒産日も「うお座」が1,056件で最多だった。

調査方法は、東京商工リサーチが保有する企業データベースから、2000年1月1日~2016年5月20日に倒産(負債額1,000万円以上)した企業で、社長の生年月日が判明した11万6,505件を分析した。

星座は「おひつじ座」(3月21日~4月19日)、「おうし座」(4月20日~5月20日)、「ふたご座」(5月21日~6月21日)、「かに座」(6月22日~7月22日)、「しし座」(7月23日~8月22日)、「おとめ座」(8月23日~9月22日)、「てんびん座」(9月23日~10月23日)、「さそり座」(10月24日~11月22日)、「いて座」(11月23日~12月21日)、「やぎ座」(12月22日~1月19日)、「みずがめ座」(1月20日~2月18日)、「うお座」(2月19日~3月20日)としめた。