BIGLOBEは8月9日、「夏コミと夏フェスの実態調査」の結果を発表した。調査日は7月29日、対象はインターネットを利用する全国の20歳~69歳の男女、有効回答数は1万1,006人。
参加経験、「夏フェス」「夏コミ」ほぼ同率
回答者全員に「夏期に開催されるコミックマーケット(以下、夏コミ)」及び「夏期に開催される音楽フェスティバル(以下、夏フェス)」への参加経験を質問したところ、「夏コミに参加経験がある」と答えた人は12.1%、「夏フェスに参加経験がある」と答えた人が12.3%と、ほぼ同率も僅かに夏フェスが夏コミを上回る結果となった。
また、「夏コミ」に参加したことのある男女112名及び「夏フェス」に参加したことのある男女111名に「参加回数」を質問したところ、「夏コミ」は、2回以上と回答した人が61.6%となった。一方、「夏フェス」は、64.8%が2回以上参加している。なお、6回以上の参加経験ありと回答した人は、「夏コミ」で19.6%、「夏フェス」では21.6%と、両イベントともに何度も参加する傾向があることがわかった。
「夏コミ」に参加したことのある男女112名及び「夏フェス」に参加したことのある男女111名にふだんからよく利用しているSNSを質問したところ、「夏コミ」「夏フェス」ともに、LINEが7割を超え、他のSNSを抑えて最多となった。
また、「夏コミ」参加者の57.1%がTwitterをよく利用していると回答した一方、「夏フェス」参加者は、57.7%がFacebookをよく利用していると回答。特に顕著に差がついたのはInstagramの利用率で、「夏フェス」参加者は42.3%、「夏コミ」参加者は28.6%がよく利用していると回答した。
「夏コミ」「夏フェス」でイベント同行者に差
今年の「夏コミ」に参加予定の男女61名及び今年の「夏フェス」に参加予定の男女54名に参加人数を質問したところ、「夏コミ」参加予定者は、「2~3人で行く予定」と答えた人が49.2%でトップ。続いて、「1人で行く予定」が26.2%。
一方、「夏フェス」参加予定者は、「2~3人で行く予定」と答えた人が59.3%と最多となったが、続いたのは「4~5人で行く予定」(20.4%)で、「1名で行く予定」が13%にとどまるなど、「夏コミ」より大勢で参加する傾向がある。
また、同行者について質問したところ、「夏フェス」同行者は、「恋人/配偶者」と「同性の友人」が57%と同率でトップ。続いて「異性の友人」が51.1%だった。一方、「夏コミ」同行者は、「同性の友人」が67%で最多となり、続いて「異性の友人」が48.8%。「夏フェス」で1位となった「恋人/配偶者」は27.9%にとどまった。
トータルの予算は「夏フェス」の方が高い
「夏コミ」に参加したことのある男女112名及び「夏フェス」に参加したことのある男女111名に1回あたりの予算を質問したところ、「夏コミ」参加者は、「1万円未満」と回答した人が39.3%で最多。「1~2万円」(17.9%)、「3~5万円」(14.3%)と続く。
一方、「夏フェス」参加者は、「2~3万円」が28.8%と最多。「1~2万円」(27.9%)、「3~5万円」(26.1%)と続き、高額なチケット代が費用に影響している。
また、参加理由を質問したところ、「夏コミ」参加者は、「目当てのサークルの同人誌やグッズを手に入れたいから」が47.3%と最多で、「お祭り感を楽しみたいから」(42%)、「大手企業の限定グッズを手に入れたいから」(37.5%)と続く。
一方、「夏フェス」参加者は、「好きなアーティストの音楽を聴きたいから」が78.4%と最多。続いて「大自然の中で音楽を聴くのが気持ち良いから」(45.9%)、「夏を感じられるから」(43.2%)と、自然にまつわる結果となった。