関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(毎週火曜22:00~22:54)に出演中の俳優・林遣都がこのほど、都内のスタジオで取材に応じ、ヒロインを演じる波瑠をプロファイリングして「全然見えない人(笑)」と分析した。
同ドラマは、驚異的な記憶力があり、犯罪者の心理に異常なまでの興味を持つ女刑事・藤堂比奈子(波留)の活躍を描くサスペンス。林が演じるのは比奈子にプロファイラーとして犯罪心理に関するアドバイスを行う心療内科医師・中島保で、2日に放送された第4話では、その特殊な性格から父親からも「怪物」と言われていた比奈子に、中島が「医師としてというよりも人として好意を抱いている」と告げたシーンが話題に。一時"中島先生"がツイッターのトレンドワードとなった。
このことについて林は「(9日に放送される)第5話が僕の中では区切りとなるので、そこに向けて(4話のそのシーンも)計算しながら演じました」とコメント。また「僕の役割は、比奈子の感情のない目に色を与えるようなもの。(犯罪者の犯罪のスイッチが入った瞬間の顔に)比奈子が『あなたのその顔が見たかった』という決めゼリフがありますが、そのセリフの意味合いが、これまでとまったく違ったものになるよう波瑠さんに体当たりして演じたので、ご期待ください」とアピールした。
林は、芥川賞で話題となったピース・又吉直樹原作のNetflixドラマ『火花』に主演するなど、多くの話題作に出演。多忙な日々を過ごすが、オフの日は友人とくだらない話で盛り上がるのが好きだそうで、今ハマっているのは「健康」だそうだ。「私生活を過ごす時間が短い分、シャンプーなど自分で使う物はできるだけ良い物を使うようにしています」と、はにかみながら明かした。
役柄であるプロファイラーにかけて「主演の波瑠をプロファイリングすると?」との質問には「全然見えない人(笑)」と即答。続けて「波瑠さんは僕と同い年ぐらいなのですが(先輩の)渡部(篤郎)さんとはまた違う、でも同じぐらいの緊張感があり、だからこそ、こっちもしっかり役を作ってぶつけたくなる。皆がついていきたくなる主演ではないでしょうか」と、あらためて分析をしていた。
第5話はあす9日に放送。これまで謎だった5年前に起こったキャンディー事件の全ぼうが明らかになっていくほか、この比奈子と中島との関係にさらなる衝撃が走る。