ビデオリサーチは5日、スマートフォン向けゲーム『ポケモンGO』によって、テレビ視聴の時間量に影響はなかったとする調査結果を発表した。
今回同社では「VR CUBIC」というツールで、同一の対象者から、テレビ、パソコン、スマートデバイスの接触状況を調査。ゲームのユーザーにおいて、リリース前10日間(7月8日~17日)と、リリース後10日間(7月22日~31日)でテレビ視聴状況を比較してみると、リーチ(接触率)はリリース前・後ともに96.4%と変化がなかった。
さらに、1日あたりの平均視聴分数も、リリース前が3時間39分だったが、リリース後は3時間40分で、大きな変化は見られなかった。
この結果から同社は、ポケモンGOによって「テレビ視聴時間量の増減は生じていない」と結論。ただ、ゲームのリリース前・後の期間は、子供・学生の夏休み前・後にも当たることから、「そもそもの生活行動の変化もあるため、単純な比較はできません」ともコメントしている。
●「VR CUBIC」調査概要
・調査エリア:関東1都6件
・調査対象:満15~69歳男女 ※インターネットユーザー
・サンプル数:5,000サンプル ※テレビ測定は5,000世帯(世帯内家族を含む)
・テレビ接触:機械式測定
・ネット接触:ログ取得