「無印良品」のレトルトカレーと言えば、言わずと知れた名品が多い。「マッサマンカレー」や「イエローカレー」「プーパッポンカレー」などバリエーションが豊かで、どれも本格的な味わいだ。そんなレトルトカレーの中でも人気作の「バターチキンカレー」と「グリーンカレー」がこのほど、カップ麺として発売されたのをご存じだろうか。無印のカレーファンならぜひ試してほしいこの2品を実際に食べてみた。
カレーの味をカップ麺で見事に再現!
早速、一つ目の「カップラーメン バターチキンカレー味」(税込200円)を食べてみよう。この商品は、「素材を生かしたカレー バターチキン」の味を楽しめるカップ麺だ。カレーに使われているスパイスをラーメンに合うようにアレンジし、味わいや香りを再現している。具材にはチキン、トマト、タマネギが入っていた。
湯を入れて待つ事3分。ふたに付いていた「バターチキンカレー風味オイル」を入れ、混ぜれば完成だ。スープは、トマトの爽やかさにバターのコクが加わった味わい。スパイス感はそこまで強くないが、じんわりと熱くなる。とろみがあって麺によく絡み、チキンの風味をほんのりと感じた。この味わいは、まさにバターチキンカレーそのものだ!
続いては、「素材を生かしたカレー グリーン」を再現した「カップラーメン グリーンカレー味」(税込200円)。こちらは、レトルトカレーと同様に青唐辛子をきかせており、無印良品の辛さレベルでは5段階中レベル5に設定されている。具材は、チキンとタケノコ、マッシュルーム、香菜だ。
ふたを開けると、すでにココナッツミルクの風味がふわっと広がってくる。こちらも湯を入れて3分待ち、「グリーンカレーオイル」を加えれば完成だ。ちなみにこのオイルは舌がしびれるほどの辛さで、麺を勢いよくすするとむせる恐れがあるので注意してほしい。気になる味は、レモングラスが香る刺激的な味わいだった。食べ進めていくと、汗が止まらない。
もちろん残ったスープにご飯を入れてもOK!!
カップ麺としての完成度が高く、無印良品のレトルトカレーの新たな可能性をみた両商品。しかし察しのいい読者なら、「この残ったスープにご飯を入れたら最高なんじゃないか?」ということに気づいただろう。実際に試してみた。
残った汁にご飯をお好みで投入してひと口。あっ、これはやばい……。ご飯がカレースープのうま味を全部吸っており、思わず笑みがこぼれてしまった。無印良品のレトルトカレーをラーメンで食べられるだけでなく、1杯で2度も楽しめるとは!
カレーラーメンとして、新しい展開を見せてきた無印良品のレトルトカレー。今後のラインナップ充実にも期待したい。