夏はキンキンに冷えたビールがおいしい。8月はお盆休みもあるため、帰省先で家族や親族、気の合う友人たちとハメをはずしてしまい、ついつい飲みすぎてしまうこともあるだろう。
そのようなときに怖いのが二日酔い。頭がガンガンし、何もやる気がおきないときもしばしばあるだろうが、そんなヘビーな二日酔いを軽減させられそうな方法をお伝えしよう。
海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「二日酔いに対処する5つの方法」に関する記事が掲載された。記事内では、ローミー・ブロック医師とアリエル・レヴィタン医師による5つの効果的な二日酔い防止法が紹介されているので、一つひとつをみていこう。
バーではスナックではなく、鶏肉と野菜を食べる
空腹時に飲酒をすると酔いやすいが、飲酒時に摂取するとよい栄養素はたんぱく質、脂肪、炭水化物である。飲酒前か飲酒と同時に鶏肉や野菜、米、トマトパスタ、アボカド、トーストに卵をのせたものなどを食べるようにしよう。一方で食べない方がよいものとしては、塩辛いポテトチップスやナッツ類があげられる。
たくさん水を飲む
二日酔いは「脳細胞の脱水症状」が原因になることが多い。そのため、飲酒した夜および翌朝に水を飲むことが予防として重要となる。飲酒前や飲酒の合間、帰宅後などのタイミングで水を飲むように。特に夏場はいつもより多めに飲むとよい。また、アルコールと同量の水を交互に飲むように習慣づけるのもいい。
カフェインを摂取する
二日酔いが原因の頭痛を緩和するにはカフェインが効果的だ。ただ、カフェイン摂取のタイミングが問題。ブロック医師とレヴィタン医師は、カフェインとアルコールを組み合わせた飲み物を推奨していない。例えば、エナジードリンクを用いたカクテル「イェーガーボム」やウオツカのコーク割りは心臓や動脈に悪影響を与え、安全とは言えない。くれぐれも注意しよう。
スポーツドリンクを飲む
スポーツドリンクかサプリメントを摂取することで、アルコールの利尿作用に対抗する。世界中で愛飲されている「ゲータレード」などのスポーツドリンクも有効とのこと。
しっかり睡眠をとる
アルコールを摂取すると早く眠れるが、睡眠パターンが崩れ、睡眠の質が落ちる。また、アルコールが抜けると突然、目覚めることもある。飲み過ぎた場合は、ゆっくりとした休息時間を設けてから眠りに就くように。
紹介した5つの対策は、実行するのに手間もお金もそんなにかからない。それであの地獄のような苦しみから逃れられる可能性が高まるなら、ぜひとも試してみたいところだろう。
※写真と本文は関係ありません
記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)
米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。