パスワード管理ツール「1Password」を提供するAgileBitsは8月3日(米国時間)、1Passwordの個人用サブスクリプションサービスを発表した。

同社は昨年11月に開始したビジネス向け「1Password for Teams」に続いて、今年2月にファミリー向けサービス(最大5人、4.99ドル/月)でサブスクリプション型サービスの一般提供を開始しており、今回の新プランは個人向けへの拡大になる。料金は2.99ドル/月。

1Passwordアプリが対応しているプラットフォームは、Mac、iOS、Windows、Androidなど。サブスクリプションサービスでは全てのプラットフォームのアプリを利用でき、またクラウドの1Password.comに自動同期されたデータにブラウザからアクセスできる。1Passwordにはパスワード以外にもメモや個人情報、カード情報など様々な情報を保管でき、契約者にはデータを安全に保管できる1GBのクラウドストレージが提供される。データは自動的にバックアップされるほか、回復機能も用意されている。過去の変更だけではなく、ゴミ箱から削除したアイテムも365日間はアーカイブ保存され、いつでも以前の状態に戻せる。

サービス開始期間の特典として、AgileBitsは9月21日までに契約した新規ユーザーまたは既存ユーザーに6カ月の無料サービスを提供する。今後もプラットフォームごとのアプリのライセンス販売を継続するが、複数のプラットフォームを利用するユーザーにはクラウド機能が豊富なサブスクリプションへの乗り換えを勧めている。