米Microsoftは2日(現地時間)、Windows 10 Anniversary Updateを提供開始した。バージョン番号は1607。更新プログラム「Windows Update」で自動配布されるほか、ISOファイルを手動でウンロードすることも可能。
Windows 10 Anniversary Updateは、2015年11月に配布されたWindows 10 November updateに続く、Windows 10で2度目となる大型アップデート。Windows Inkに付箋やスケッチ機能などが使える専用ワークスペースを設けペンを使いやすくしたほか、Microsoft Edgeの電力効率改善や機能拡充、Cortanaのロック画面起動などが可能となった。
セキュリティ機能も強化されており、生体認証機能「Windows Hello」がMicrosoft EdgeにおけるWebサイトのユーザー認証に対応したり、Windows Defenderに自動スキャン結果の通知機能などが搭載されている。
ISOファイルは、同社サポートページから無料ダウンロード可能。該当ページは、Windows 10の「設定」から「更新とセキュリティ」表示後、最下部にある[詳細情報]をクリックすることで表示できる。
Windows 10 Anniversary Updateの提供に伴い、市販のダウンロード製品はAnniversary Update が適用されたビルドが提供される。また、パッケージ製品に関しては、2016年10月7日(日本時間)からAnniversary Update適用済のパッケージを発売予定。価格の変更はなく、日本のマイクロソフト ストアではWindows 10 Homeが税込19,008円、Windows 10 Proが税込27,864円で提供される。
Windows 10 Mobile向けにも、数週間以内にWindows 10 Anniversary Updateが提供される。