ドゥ・ハウスは7月28日、「音楽鑑賞」に関するアンケート結果を発表した。
理由は「CDなど形が残るものが欲しい」から
「音楽を聴くために、この1年間に利用したもの」を聞いたところ、1位「YouTube・ニコニコ動画などのサービスを利用した」(51.9%)が最多。続いて2位「CDを購入した」(39.7%)、3位「CDをレンタルした」(29.6%)となった。
「音楽を聴くために利用している機器」は「パソコン・タブレット PC」が48.7%で最多。以下「カーオーディオ」(44.6%)、「スマートフォン」(33.1%)という順になった。年代別でみると、年齢が高くなるほど「コンポ」「ラジオ」「ラジカセ・CD ラジカセ」の利用率が高く、携帯型の「スマートフォン」「デジタルーオーディオプレイヤー」の利用率は低くなる傾向が見られた。
続いて、「楽曲をどのようにして購入しているか」を尋ねたところ、「CD・レコード販売派(どちらかといえばを含む)」(59.8%)が、「ダウンロード販売派(どちらかといえばを含む)」(16.8%)を43.0ポイントも上回る結果となった。年代別でみると、若い年代ほど「ダウンロード販売」の利用率は高いものの、依然として「CD・レコード販売派」が多かった。
「CD・レコード販売」を選択した理由は、「コレクションとして手元に所有したい」(50代・男性)、「LPまたはCDのジャケットを見ながら、オーディオセットで聴きたい」(50代・男性)、「購入するのであれば、CDなど形が残るものが欲しい。ダウンロードだとデータが消えてしまわないか不安になる」(40代・女性)との声があがった。
一方、「ダウンロード販売」を選択する理由は、「CDを買うと、収納場所が増えるから。物を増やしたくないから」(20代・女性)、「必要な時に必要な楽曲を1曲から入手することが可能なこと、わざわざ店舗に出向かずとも入手することができるため」(30代・女性)、「ハイレゾ音楽は今のところダウンロード販売しか入手する方法が無いため」(50代・男性)となった。
高音質の音源を指す「ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオまたはハイレゾ音源の略称)の認知度について聞いたところ、「知っている(28.5%)、「言葉を聞いたことはあるが、よくわからない」(34.3%)を合わせると 62.8%だった。一方「知らなかった」は37.2%となった。
男女別で見てみると男性は「知っている」と答えた人が 40.7%と最も多く、「言葉を聞いたことはあるが、よくわからない」の36.2%と合わせると、76.9%の人に認知されていた。一方で女性は、「知らなかった」と答えた人が 53.5%と半数以上で最も多く、男女による認知率に大きな差があらわれた結果となりました。
調査期間は2016年7月8日~11日、20歳~69歳の男女を対象に実施し、1,085人から有効回答を得た。