我が家の息子が新1年生となり、始めての夏休み。楽しいのは本人ばかりで、親は学童の弁当作りや宿題の進み具合のチェックなど、やることが増えただけで、あまり楽しくはありません。
夏休みの宿題の中でも頭が痛いのが自由研究ではないでしょうか? 「自由」というだけあって、何をやっても良いのですが、自由すぎてテーマが絞れない人も多いかと思います。また、できるだけ身近にあるものであまりコストをかけずに済ませたいものです。そこで今回はお金をかけずにできる自由研究をご紹介します。
テーマ決めのコツは?
自由研究ですので何をテーマにしてもいいのですが、学年に応じて高度になるのでできるだけ早めにテーマを決めるようにしたいものです。お子さんがなかなかテーマが決められていないのであれば、やはり親が提案することになります。
テーマ決めのコツは、実験や観察、工作、調べ物、料理、エコなどお子さんが興味を持ちそうなもので、できるだけお金がかからないものを提案してみてもいいでしょう。
例えば、古くなったシャツを玉ねぎ染めやひまわりの花びら染めにするといったものや、押し花を作ったり、自分が住んでいるエリアの歴史を調べたり、ゴミを減らす工夫を実践してみるといったものであれば、ノート1冊や身近な材料なのであまりお金はかからないでしょう。
イベントを利用するのも手
夏休みになると、各地で自由研究イベントが開催されます。各企業が協賛して行うものもあれば、地元の科学館などが主催しているものまで様々です。こうした情報はインターネットでも調べることができますし、新聞の中づり広告や折り込みチラシ、市報などでも掲載されていることがあります。
企業が協賛しているイベントや公的機関が主催するイベントは参加費も比較的安いのですが、申込期間が限られていたり、先着順や抽選だったりするので、利用条件をチェックしましょう。
ギリギリになってしまったら……
夏休みもあとわずか……となったときにおすすめの自由研究のアイディアをいくつか挙げてみたいと思います。
今回あげた他にもたくさんあるかとは思いますが、できるだけ材料となりそうなラップの芯や牛乳パック、卵の殻などは生活の中であらかじめ用意をしておくことをおすすめします。
パン作り
発酵によるパンの膨らみと焼成によるパンのふくらみの過程をレポートする。
牛乳パックで工作
お子さんの年齢に応じて、おもちゃやペン立て、貯金箱、椅子などを作る。
くすんだ10円玉磨き
お酢や酒、みりん、みそ、マヨネーズ、トマトケチャップ、ソースといった家にある調味料で磨いてみて、どれだけ汚れが落ちるのかをレポートする。
万華鏡作り
トイレットペーパーの芯やビーズやスパンコール、アルミホイルなど家になるものが材料になりますが、外側のデコレーションも工夫すると、やっつけ仕事感が減るでしょう。
スノードーム作り
卵の殻と空き瓶など身近な材料で作れますし、夏には涼しげで見た目にも面白いですね。
アクリルたわし作り
アクリルの毛糸とかぎ針で作れます。節水やエコなどと絡めてレポートをまとめてみても面白いですね。
卵の実験その1
塩分濃度と卵の浮きかたの実験を図にしてレポートにまとめる。
卵の実験その2
卵を酢の中に入れたとき殻は時間の経過とともにどのようになるのかをレポートにまとめる。
執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。