風水では、玄関はいい気を取りこむ大切な場所。玄関をキレイにしていい気を家の中へと通すことも重要ですが、そのいい気は外からやってくるものです。"玄関のドアを開けた時、まず何が目に飛び込んでくるか"も運気をアップさせるポイントとなります。今回は、"玄関から何が見えるか"が風水でどんな意味を持つかを紹介します。
隣接する家の角が見える
自分の家の面に対し、隣接する家の角が向かっているような状態を「隔角殺(かくかくさつ)」と呼びます。角からは殺気が生じ、まるで刃物のように心理的な圧迫感を与えます。
毎日繰り返し目にする事によって、その脅威は増していきます。精神的な不安からくる病気や、生活に乱れが生じることから起きる浪費などの心配があります。こうした環境にある場合は、玄関ドアの前に観葉植物や花を置き、殺気を中和させて家に入ってこないようにしましょう。
玄関ドアが向かい合っている
自宅と正面にある家とのドアが向かい合っている場合、緊張感が生まれ対立やトラブルが絶えない凶相となります。心落ち着かず、人間関係に影響が出やすくなります。
誤解やいわれなき非難、大切な人との別れなどに見舞われ、自分に非がなくとも恋愛も成就せず、心がすれ違っていくおそれがあります。対策としては、風水では鈴など音がするものが魔よけとしてもよく用いられます。爽やかな音がするドアチャイムを取り付けるのもオススメ。マイナスのエネルギーを吸収していいエネルギーに変え、災難から守ってくれるでしょう。
階段がある
玄関を出てすぐに昇り階段が見える場合は、運気も昇り調子。豊かな才能を十分に発揮できる吉相です。一方、下りの階段が見える場合は要注意です。階段ができるだけ見えないように、ガーデニングなどで隠すのが最良です。
ゴミ捨て場が見える
ゴミ捨て場や火葬場、墓地、病院などは、陰の気が強くなってしまう場所の1つです。玄関から見えてしまう場合は、健康を害さないよう、できるだけ視界に入れないよう心がけるのも有効です。
家の中へ陰の気が入りこまないよう、玄関ドアと並行に鏡を置くのも1つの方法ですが、プラスとなるエネルギーもはね返してしまいます。マイナスの影響を強く受けていると感じた時だけにしましょう。玄関に鏡を置く場合、室内は明るく清潔に保ちましょう。
人はその景色を見続けることによって、最初は不快に思う事も徐々に慣れていきます。それでも、無意識の内にあらゆるものは記憶され蓄積されていくもの。それがいつか思わぬ形で顕在化しないよう、風水にはマイナスに働くエネルギーを補う「化殺(かさつ)」という方法があります。中でも、家の前にキレイな花壇を設けるのは最良の方法です。ストレスとならない快適な環境を目指しましょう。
※画像はイメージ
著者プロフィール: 月香(つきか)
ハート占い1to1、ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。
スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。
モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。