Cerevoは2日、NTTドコモの「ポータブルSIM」技術などを活用し、SIMを自由に切り替えて通信できるデバイス「SIM CHANGER デルタ(シム チェンジャー・デルタ)」を開発したと発表した。同日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行予約販売する。価格は税込(以下同)13,000円。

SIM CHANGER デルタ

SIM CHANGER デルタは、Bluetooth接続したスマートフォンやタブレットのアプリ上から最大4枚のSIMカード情報を切り替えて利用できるデバイス。海外渡航の際など、各国事業者ごとのSIMカードを装着しておくことで、スマートフォン自体に抜き挿しすることなくアプリから利用するSIMカードを切り替えられる。端末には、SIM CHANGER デルタと連携するためのSIMカード型デバイス「ブリッジカード」を挿入しておく必要がある。

また、ブリッジカードを挿入している複数の端末をSIM CHANGER デルタに紐付けておけば、1枚のSIMをそれぞれの端末で切り替えて使うことも可能だ。

専用アプリイメージ

同デバイスでは、ドコモが開発した「ポータブルSIM」と「psim proxy」を活用。ポータブルSIMは、端末側でSIMカードの抜き挿しをすることなく電話番号を切り替えられる技術で、SIM CHANGER デルタ本体に使われている。psim proxyは、端末側に挿入するだけでポータブルSIMと接続できる技術でブリッジカードに導入されている。

SIM CHANGER デルタのサイズ/重量は、W50.8mm×W80×H45.8mm/約100g。対応SIMカードはnanoSIM×2、microSIM×2。バッテリー容量は3,400mAh。

8月2日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」で200台限定の先行予約発売を行う。価格は13,000円。Makuakeでのユーザーの反応などを検証した上で、一般向けに発売するか決定する。一般発売は、2017年3月を予定しており、15,000円前後となる見込み。