TBS『仰げば尊し』とフジテレビ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』の日曜21時台ドラマ対決は、7月31日の第3話で、いずれも初めて視聴率が前回を下回った。
両作は、7月17日にそろってスタート。無名高校の吹奏楽部が、1人の教師の指導のもと、全国の頂点"音楽の甲子園"を目指した奇跡の実話に基づく物語である『仰げば尊し』は、初回の11.4%から2話に11.7%と上昇してきたが、同31日の3話は9.9%と、2ケタを割り込んだ。
一方、プロ棋士の夢に挫折した主人公が、総合商社でひたむきに仕事に向き合う姿を描く『HOPE』は初回6.5%で、『FNS27時間テレビ』直後の2話は7.1%とこちらも上昇したが、31日は6.0%となっている。
データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による満足度調査(5点満点)では、初回で両作は3.61で同率となったが、2話で『仰げば尊し』は3.79、『HOPE』は3.96と、いずれも同調査が「高満足度」と位置づける3.7以上の数値に上昇。
前クールでは、TBS『99.9-刑事専門弁護士-』が視聴率でも満足度でも、フジ『OUR HOUSE』を大きく引き離していたが、今クールはそれに比べて差が縮まっている。
視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
●「テレビウォッチャー」調査概要
・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)
・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000
・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル
・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査
・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)