厚生労働省は7月29日、公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をとりまとめた「一般職業紹介状況(2016年6月分)」を公表した。
これによると、求職者1人に対して何人分の求人があるかを示す指標「有効求人倍率」は1.37倍となり、前月を0.01ポイント上回った。最高は東京都の2.05倍、最低は沖縄県の1.01倍と、全都道府県で1倍を超えた。
新規求人は前年同月と比較すると5.7%増に。産業別にみると、「宿泊業、飲食サービス業」(18.0%増)、「建設業」(7.4%増)、「生活関連サービス業、娯楽業」(7.4%)、「医療、福祉」(7.3%)、「教育、学習支援業」(5.3%)などで増加。「学術研究、専門・技術サービス」(1.1%減)で減少となった。