JR西日本は29日、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(2017年春運行開始)の立寄り駅となる山陰本線宍道駅の改修計画について発表した。駅舎の外観やコンコースの美装化・装飾が行われ、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」利用者の専用出入口も設置される。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」では、1泊2日の片道タイプとなる山陽コース(下り・上り)・山陰コース(下り・上り)、2泊3日の周遊タイプとなる山陽・山陰コースの計5コースが用意され、宍道駅は松江駅とともに山陽・山陰コース2日目の立寄り駅に指定されている。「たたら操業施設が残る『菅谷たたら山内』の見学と、松平不昧公ゆかりの茶室『明々庵』でのお茶のふるまいをお楽しみいただく予定」だという。
これに合わせて宍道駅が改修されることになり、外観の壁を白くし、格子や腰壁に木材を使用するほか、内部ホールの壁面をガラス化し、床材に来待石を使用する。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」利用者が降車の際に使用する専用出入口も設置。駅舎正面入口付近の柱に掛ける駅名板は、宍道町在住の書家、石飛清雲氏が揮毫(きごう)する。