ジャストシステムは7月29日、「Fintechと金融サービスに関する調査」の結果を発表した。同調査は7月22日~25日、20~59歳の男女669名を対象に、同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」でアンケート調査を実施している。
「インターネットバンキング利用状況」を聞くと、最多は45.1%で「インターネットバンキングを利用している」だった。以降「インターネットバンキングを知っているが、利用するつもりはない」(32.6%)、「インターネットバンキングの利用を前向きに検討中」(8.0%)、「インターネットバンキングを知らない」(5.6%)と続いた。
インターネットバンキング利用者293名に、「利用している理由」を質問すると、59.4%で「24時間365日、いつでも利用できるから」が最も多くなった。以降「窓口やATMに行く手間を省けるから」(57.7%)、「PCやスマートフォンなどで、どこからでも利用できるから」(51.9%)、「入出金の状況を把握しやすいから」(48.5%)と続いた。
一方、「インターネットバンキング」を利用していない人235名に、理由を聞くと「必要性を感じないから」(46.0%)が最多だった。次いで「情報漏せつやハッキングなど、ネット特有の犯罪に不安があるから」(36.2%)、「金銭の取引が、目に見えない形で行われるのに抵抗があるから」(18.7%)となった。
「金融機関に不満に思っていること」を聞くと、最多は「預金の金利が低いこと」(27.7%)だった。以降「特に不満に思うことはない」(27.9%)、「遅い時間にATMを利用すると、手数料がかかること」(24.2%)、「別の金融機関やコンビニ等のATMを使うと、手数料がかかること」(22.1%)という結果に。
「金融機関に希望するサービス」を聞いたところ、「自分の口座から現金を引き出す際の手数料を無料化」(41.3%)が最多に。次いで「土日祝日の窓口営業」(37.3%)、「ATMでの新札交換」(31.2%)、「預金額や継続年数などに応じた『手数料減額』」(27.7%)となった。