10月29日公開の映画『PK/ピーケイ』のジャパンプレミアが28日、東京・九段下のインド大使館で行われ、ラージクマール・ヒラニ監督、檀れい、映画監督の山崎貴が出席した。
2013年に日本で公開されて異例の大ヒットを記録した映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだ本作。この日は本作のPRのために初来日したラージクマール・ヒラニ監督が登壇し、スペシャルゲストの檀れいと山崎貴監督から花束が手渡された。
初来日となるラージクマール・ヒラニ監督は「日本に来られてうれしく思っています。日本に初めて出会ったのは映画で、黒澤明監督の大ファンなんです。『七人の侍』をはじめ、『用心棒』や『生きる』など、彼の作品を見逃したものはありません。黒澤監督を通して日本を知ることができました」と語りながら、本作について「この映画は私にとって大切なメッセージが込められていて、神や宗教の見方が描かれていますが、言いたいことは我々が神を守る必要がなく、神自身が守ることができるので、『私の神が一番だ!』と争うことは止めましょうということです。人間として共存し、平和になればというメッセージが込められているので、その点をくみとっていただければありがたいです」と平和の尊さを強調していた。
そんなラージクマール・ヒラニ監督の作品が大好きだという檀れいは「先ほどバックヤードでお会いしましたが、『PK』を見たばかりでその興奮で言葉が出ませんでした」と目を潤ませながら「思い出すだけでも涙が出てくるというか、本当に感情が忙しかったです。最後の最後には流れる涙を止めることができませんでした。改めてエンタテインメントの素晴らしさ、映画が持つ力の凄さを再確認させてもらいました。こんなに素晴らしい映画をありがとうと言いたいですし、たくさんの方に見ていただきたいと強く思っています」と賞賛。また、ラージクマール・ヒラニ監督から「掛ける言葉がないくらい美しい女性ですね。是非日本でインド人と恋に落ちるラブストーリーを撮りたいですね。その時僕は監督ではなくて出演者で」というオファーに檀は「踊りの練習をしておきます」と笑顔だった。映画『PK/ピーケイ』は、10月29日より全国ロードショー。