ヤマハは7月28日、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-2700」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後。
YSP-2700は、バースピーカーとウーファーユニットのセットで、2014年に発売された「YSP-2500」の上位モデル。
バースピーカー部に2.8mm径のビームスピーカーを16基搭載し、音のビームを壁に反射させることで7.1chサラウンド環境を再現する。リスニング環境の設定には、音の反射を最適な状態で行えるようにする「インテリビーム」機能を採用。付属マイクを使って約3分間の測定を行うだけで、部屋の形状や環境に合わせて設定できる。また、映画、音楽、スポーツなどコンテンツに合った音場をつくる独自のシネマDSP(10モード)」を搭載している。
4Kテレビなどとの組み合わせも想定。HDMI端子は3入力/1出力で、著作権保護技術HDCP2.2やUltra HD Blu-ray規格のHDR、4K/60p(4:4:4)信号のパススルーが可能だ。HDMIケーブル1本でテレビ音声を伝送できるオーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応している。
バースピーカーの高さは31mmで、薄型テレビにマッチするスリムなデザインを採用。トップパネルにはアルミのヘアライン加工を、フロント部にはパンチングメタルを採り入れている。サブウーファー部は縦置き・横置き両対応で、ワイヤレス接続も可能だ。
ネットワーク機能はWi-FiとBluetoothを内蔵。ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」を利用可能で、「MusicCast CONTROLLER」アプリを使用すると、ネットワーク内の対応機器をスマートフォンで操作できる。このほか、AppleのAirPlay、vTunerやradikoなどのインターネットラジオをサポートしている。
スピーカーユニットはビームスピーカーが2.8cmコーン型×16基、サブウーファーが10cmコーン型×2基。実用最大出力は、バースピーカーが32W、サブウーファーが75W。バースピーカーのインタフェースはHDMI入力×3、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×1、アナログ入力×1、HDMI出力×1(ARC)、サブウーファー出力×1など。
サイズはバースピーカーがW944×D154×H51mm(スタンド非装着時)、サブウーファーがW147×D353×H444mm(縦置き時)、質量はバースピーカーが4kg、サブウーファーが7.9kgだ。