情報通信ネットワーク産業協会は7月27日、「2016年度 モバイル通信端末の利用実態調査」の結果を発表した。
MVNO・SIMフリー端末、購入検討者が大幅増
主たる利用端末(1台目として利用)を聞くと、「スマートフォン」は83.6%、フィーチャーフォンは16.3%。所有端末全体でみると、スマートフォン利用者は前年度より6.9ポイント増の83.8%に増え、10代・20代・30代では100%近く、または100%に達しているという。
MVNOを知っていると答えた人は、スマートフォン利用者の82.0%、フィーチャーフォン利用者の47.6%。スマートフォン利用者でMVNOの格安スマホを購入した人は同6.2ポイント増の9.0%、購入を考えたことがある人は同22.1ポイント増の37.8%と前年度の倍以上に増えた。同協会は「いろいろ魅力あるプランが出てきていることが関係しているのではないか」と推測している。
MVNOを利用してみた感想を尋ねると、スピードで100%、データ容量制限で95.4%、料金で100%、アフターサービスで91.9%と、4項目で90%以上の満足度を獲得した。
SIMフリー/SIMロック解除を知っていると答えた人は、スマートフォン利用者で同18.7ポイント増の81.8%、フィーチャーフォン利用者で同16.6ポイント増の40.1%と大幅に増加。SIMフリー/SIMロック解除を利用したいと答えた人も、スマートフォン利用者で同36.0ポイント増の49.6%、フィーチャーフォン利用者で同14.2ポイント増の26.8%と急増した。
調査時期は2016年4月、有効回答は関東・関西在住のモバイル通信端末利用者1,200人。