ヤマハは7月28日、ホームシアターパッケージ「MUSICCAST-P306」を発表した。発売は10月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別74,000円前後。

MUSICCAST-P306

MUSICCAST-P306は、高さ72mmのサウンドバーとワイヤレススピーカー「WX-010」のセット。ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」を利用可能で、サウンドバーとWX-010を無線LANで接続すれば、両者間で音楽の共有やリンク再生が行える。例えば、リビングルームのテレビ前に設置したサウンドバーから、寝室に設置したWX-010に、テレビの音声を共有できるようになる。MusicCast対応機器の操作には専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を使用する。

MusicCast CONTROLLERの操作をテレビ画面に映したところ。各部屋にあるMusicCast対応機器を一台のスマートフォンなどで操作できる

サウンドバーにはヤマハのバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」を搭載し、7.1chサラウンド音場を再現。同じく独自技術の「Advanced Bass Extension Processing」により、パワフルな重低音再生を可能とする。

75mm径のコーン型サブウーファーや55mm径のコーン型ウーファー、19mm径のドーム型ツイーターを2基ずつ内蔵。アンプの実用最大出力は120Wとなっている。「テレビリモコンリピーター」を採用し、テレビの前に設置した際にリモコンの受光部を隠しても、テレビのリモコン信号を背面に受け渡せる。本体サイズはW950×D131×H72mm(テレビ前設置時)で、重量は4.9kg。壁掛け設置も可能だ。

サウンドバーのインタフェースは光デジタル入力×1、同軸デジタル入力×1、アナログ入力×1、サブウーファー出力×1。HDMI入力は搭載しない。ネットワーク機能は、Bluetooth 2.1+EDRやAppleのAirplayを利用可能。Bluetoothの対応コーデックはSBCとAACだ。インターネットラジオはvTuner、radikoなどをサポートしている。

実際のサウンドバー

WX-010

WX-010は、無線LANやBluetoothを内蔵したワイヤレススピーカー。9cmウーファーと2.5cmツイーターを組み合わせた2ウェイ構成で、ヤマハ独自のDSPを内蔵。きょう体はコンパクトながら、大型のパッシブラジエーターを2基搭載している。圧縮音源の音質を改善する「ミュージックエンハンサー」に対応している。

WX-010

2台のWX-010を組み合わせた左右ステレオ再生も可能。本体上面にタッチ式の操作ボタンを備えている。ネットワーク機能はサウンドバーと同じく、Bluetooth 2.1+EDRや、AppleのAirplayをサポート。Bluetoothの対応コーデックはSBCとAACだ。インターネットラジオはvTuner、radikoなどをサポートする。 サイズはW120×D130×H160mmで、重量は1.7kg。

ワイヤレススピーカー「WX-010」は、9月上旬から別売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別24,000円前後。なお、サウンドバーはパッケージ専用設計で、別売しない予定だ。

実際のWX-010