多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『OSの動作条件を満たしているのに、「ポケモンGO」をダウンロードできません!』という質問に答えます。
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アプリの動作条件をクリアしているにも関わらず、Google Playのダウンロードページには「お使いの端末はこのバージョンに対応していません」と表示されてしまう、という事態が人気アプリ「Pokemon GO」で多発しています。Android端末の場合、対応するOSのバージョンはAndroid 4.4から6.0、対応端末はAndroid 4.4以降で2GB以上のRAMを搭載することが条件とされています。
しかし、Android 4.4以降/2GBのRAMを備える端末でも、「お使いの端末は……」と表示されインストールできないこともあります。実際、「Pokemon GO」が公開された7月22日時点では、発売日から日が浅い最新スペックに近い端末でもインストールをはねられたという報告があがっています。
対応端末に関する正確な情報は、公式Webサイトにある「動作確認機種は何ですか?」という欄に記載されています。すべての端末での動作が保証されているわけではないというものの、今後のアップデート等により変更する場合があるとのことですから、今後対応端末は増えることでしょう。Android 4.4以降にアップデートするという手もありますが、端末メーカーから現時点で提供されていない場合は望み薄です。
スペックを満たしているにも関わらずダウンロードできなかったときの対策ですが、「アプリ開発者側の対応を待つ」ことも1つの方法です。実際、シャープ製の一部端末は、国内公開直後は「お使いの端末は……」だったものの、その数時間後にはダウンロード可能になったことが報告されています。
ファイルブラウズアプリを使い、すでに「Pokemon GO」をダウンロードしている機種からAPKファイルを転送してもらうという方法もあります。Google Playを迂回するため自己責任とはなりますが、あきらめきれない場合には試す価値があるかもしれません。