独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は26日、22日に提供開始したスマートフォン向けゲームアプリ「Pokemon GO」に関する注意を喚起した。

注意のひとつが「アプリのインストールは公式マーケットから」。「Pokemon GO」は米国などで先行配信され、7月27日時点でAndroidアプリだけで5,000万以上がダウンロードされている。不正な広告配信システムに改変したり、ウイルスを同梱したりした不正アプリの存在も確認されており、特にセキュリティ会社から注意が呼びかけられている。

IPAでは、公式マーケット以外のアプリは不正な機能が含まれている可能性があるほか、公式マーケット上でも類似アプリや関連アプリが複数公開されているため、アプリ名や開発元を確認し、意図しないアプリをインストールしないよう促している。

"ポケモンGO"のキーワードによるGoogle Play検索結果。左上の1つだけが正式アプリ

また、「SNSへの画像投稿の確認」も注意点のひとつとする。

同アプリでは、ゲーム内に出現したポケモンを、内蔵カメラを介した現実の風景と組み合わせて表示する「ARモード」が楽しめるが、撮影時に本人や生活エリアを特定できる情報が映り込んでしまう可能性がある。このため、投稿前に画像を確認し、必要に応じて画像を加工するなどの対策を推奨している。

個人情報が映り込んでいると、悪用される恐れも(図:IPA)