アスクルとマネーフォワードは7月22日、「MFクラウド経費 for ASKUL」の提供を開始した。両社は3月に業務提携し、今回が第1弾のサービスリリースとなる。

「MFクラウド経費 for ASKUL」

今回のサービスリリースについて、アスクルは「今回の提携を通じて、マネーフォワードが持つ最先端のテクノロジーを活用し、経理領域までサービスを展開することで、中小事業所の顧客に対する付加価値の提供を目指す」という。第1弾の今回は「経費清算」、第2弾は「会計・確定申告」のサービスを提供する予定としている。

「MFクラウド経費 for ASKUL」は、中小事業所向けサービスASUKULを利用する顧客を対象に、マネーフォワードが提供している「MFクラウド経費」の機能をベースとしたクラウド型の経費精算ソフト。「MFクラウド経費」アプリからログインして、申請から承認までのプロセスをスマートフォンで利用できる(※iOS、Androidで対応)。

「MFクラウド経費 for ASKUL」では、アスクルの利用明細やクレジットカード・電子マネー等の支払いデータを自動取得することができる。また、スマートフォンの撮影による領収書を読み取りが可能(※オペレーター入力代行サービスによって、手書きの領収書データ化もできる)。なお、撮影した領収書は、電子データで保管される。

さらに、「ICカードリーダーbyマネーフォワード」アプリを利用すると、SuicaやPASMOなどの利用履歴も、ワンタッチで取り込むことができる(※現時点ではAndroidoのみ対応)。

「MFクラウド経費 for ASKUL」は、最長2カ月の無料お試し期間後、本申し込みとなる。利用料金は、初期費用は無料、月額料金は500円(税別)。オペレーター入力は1枚につき、20円(税別)となっている。