総務省は7月22日、2015年末の世帯及び企業における情報通信サービスの利用状況等について調査した通信利用動向調査の結果を発表した。

主な情報通信機器の保有状況(個人)(平成25年~平成27年)

40歳代のスマホ利用者が初めてパソコン利用者を上回った

「インターネットの利用動向」について年齢階層別にみると、13~59歳のインターネット利用は9割を上回った。また、60~79歳のインターネット利用は上昇傾向にあることがわかった。

「スマートフォンでのインターネット利用」は全ての世代において上昇しており、特に40歳代ではパソコン利用者が71.5%(2014年:72.9%)、スマートフォン利用者が73.6%(2014年:63.8%)と、初めてパソコンの利用を上回った。また、タブレット型端末での利用も、全ての世代で上昇している。

「スマートフォンを保有している個人の割合」については、2013年末は39.1%、2014年末は44.7%と上昇を続け、2015年末は53.1%と初めて半数を上回った。「スマートフォンを保有している世帯の割合」も上昇を続け、パソコンを保有している世帯との差が縮小した。また、タブレット型端末も上昇している結果となった。

調査は2016年1~2月に、郵送及びオンライン(メール)による調査票の配布及び回収によって実施され、有効回収数は世帯調査が1万4,765世帯(3万6,402人)、企業調査は1,845企業となった。