『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』(井ノ上陽一 著/1,300円+税) |
サンマーク出版はこのほど、『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』(井ノ上陽一 著/1,300円+税)を発売した。
著者の井ノ上陽一氏は、"お金のプロ"税理士。残業、休日出勤が当たり前の総務省統計局、税理士事務所、ベンチャー企業を経験しながらも、目の前の給料ではなく時間を重視し、定時に帰るための時間術を身につけたという。その後フリーランスとなっても、仕事の時間をどんどん短くしつつ、年収を会社員時代の2倍以上に増やすことに成功したそうだ。
「やりたいことをやったから、時間管理スキルが身についた」という井ノ上氏。同書で「『プライベート』の質が高ければ、『仕事』にもプラスの影響があるはず」と説き、「徐々に『やりたいこと』を解放して、1日のうち1時間でも30分でも『やりたいことをやる時間』を作ってみましょう」と綴っている。
3つの時間術「セイゲン」「ズラシ」「カソク」
そんな井ノ上氏が駆使するのは、3つの時間術「セイゲン」「ズラシ」「カソク」。
たとえば、「セイゲン(制限)」術の一つとして挙げられているのが「やらないことリスト」だ。「13~14時は電話やメールをしない」「午前中は会議を入れない」「帰るときに『すみません』と言わない」「徹夜をしない」「日報に10分以上時間をかけない」などの"マイルール"を先に決めることで、驚くほど時間の効率がよくなり、仕事の生産性がどんどん上がっていくのだという。
「ズラシ」術では、「朝型」に切り替わるコツとして「夜の予定を減らす」「心ではなく体を疲れさせる」「目覚まし時計に頼らない」「(早起きできた=トクしたと)脳に勘違いさせる」の4つを伝授。「カソク(加速)」術も、「超時短情報収集術」「すぐメモ術」「超時短チェックリスト作成術」など今日から実行できる実践的なアイデアばかりだ。同書には、こうした43の"時間とお金が手に入る"メソッドと考え方が収録されている。