ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:小林麻耶、「麻央に何もしてやれない……」ひきこもり54日間
『女性自身』が報じたのは、ともに療養生活を送る小林麻耶(37)、麻央(34)の苦悩と姉妹愛。麻耶は5月の生放送番組を退席してそのまま体調不良で休養し、その3週間後、麻央の乳がんが明らかになった。現在、麻耶は実家で暮らしているようで、麻央の娘と息子も駆けつけて37歳の誕生日を祝ってもらったという。
驚くのは、麻耶は麻央が再入院した際に付き添う姿が目撃された以外の54日間、実家に引きこもり状態であること。5月に発売されたエッセイに、「病的に妹のことが好き。命も差し出せるくらい」と書いていただけに、何もできない自分を責め、追い込んでいるらしい。
もしパニック障害に陥っているのなら、人との接触は避けるべきであり、復帰は焦らないほうがいいだろうが、秋の改編期には間に合うのか? 麻央のためにも、まず麻耶の元気な姿を見たいと思っている人は多い。
■4位:地獄の抗がん剤治療を終えた北斗晶がサプライズにうれし涙
北斗晶(49)の乳がん発覚から約1年。夫の佐々木健介(49)が、『女性自身』の記者に明かしたのは、北斗の懸命な姿だった。
7月13日に49歳の誕生日を迎えた北斗。健介は、「仲のいい友達がみんなお祝いに来てくれたんですよ。チャコはとても喜んでいました」。友人たちがサプライズで駆けつけ、北斗の希望でピザパーティーを開き、うれし涙を流したという。
しかし、「調子のいいときと、悪いときの波がある」「抗がん剤治療はやっぱりとてもつらそうで大変でした」と語る健介。ただ、脱毛、吐き気、倦怠感などに襲われるつらい抗がん剤治療が終わり、現在は放射線治療で毎日通院し、ホルモン治療もスタート。健介は「彼女の病気を通じて、家族全員が時間のありがたさ、人のありがたさを実感しました。今は毎日、1分1秒を大切にしていきたい」と語った。まだまだ治療の日々は続くが、2人の息子とともに家族一丸で立ち向かっていくのだろう。いつか小林麻央とともにがんを克服し、2人でテレビ出演する姿を見たいところだ。
■3位:ASKAが半年ぶりに沈黙を破り、ブログ開設。妻とケンカで家出?
2014年9月、覚せい剤取締法違反罪の判決を受けたASKA(58)が、新たにブログを開設したという。ASKAからの発信は、今年1月に事件の詳細や心境を語った長文ブログ以来、半年ぶりとなる。
今月18日、ASKAは新たなブログに、「この半年間のできごとについて」と題して、1月に盗聴被害を書いたことで覚醒剤の後遺症と判断され、「国が定めた『医療保護入院』というシステムの入院をさせられてしまった」とつづった。さらに、4カ月もの入院生活を「最初の10日間は部屋に鍵がかけられ自由を奪われました」と明かし、その3カ月後に「ある弁護士らに救出され、転院先の九州の病院で病気ではないと診断された」と独白。
翌日の書き込みでは、「(ブログは)僕が元気であることをみなさんにお知らせしたいだけ。メディアは僕が病気である方が記事にしやすいし、喜んでいるのです」と、精神を病んでいるのではないか、という論調にクギを刺した。
この他に、「逮捕後に支え続けてくれた妻と大ゲンカになった」という報道もあるが、現在どこで何をしているのか、わからないという。どこかの病院にいるのか、家出をしたのか。その後もブログは盟友のCHAGEにエールを送ったり、歌詞のようなものを書いたりなど更新頻度が高く、まだまだ波乱含みだ。
■2位:巨人のエース・菅野が“ミスマリンちゃん”をお持ち帰り
『FRIDAY』が報じたのは、巨人だけでなく日本代表のエース格として活躍する菅野智之(26)の初ゴシップ。6月下旬の夜、菅野はオシャレ焼き鳥店で約2時間半を過ごしたあと、タクシーで自宅へ。少し遅れて店を出てタクシーに乗り込んだのは、野球好きグラドルとして知られる澤井玲菜(29)。パチンコ『海物語』のイメージキャラ『4代目ミスマリンちゃん』として活動する美女だ。
澤井が菅野の家から出てきたのは、15時間後の翌日正午すぎ。何と菅野が練習で東京ドームに向かう1時間半も後だったところに親密ぶりがうかがえる。“合いカギ愛”と言ったところか。
野村克也(81)、落合博満(62)、イチロー(42)など、古くから「プロ野球選手は姉さん女房がいい」と言われるが、澤井は菅野より3歳年上。菅野は今年絶好調であり、来年開催される野球世界一決定戦・WBCに向けて、澤井は勝利の女神になれるか。
■1位:鳥越俊太郎に衝撃の女子大生淫行疑惑! すぐさま告訴も……
7月31日に投開票が行われる東京都知事選に向けて、『週刊文春』と『週刊新潮』の報道がヒートアップ。やり玉にあがったのは、ジャーナリストの鳥越俊太郎(76)だった。
『週刊文春』が「『女子大生淫行』疑惑 被害女性の夫が怒りの告白!」とブチ上げれば、『週刊新潮』も「岸惠子にバラ100本! 政策がボケボケ! 76歳 鳥越俊太郎 無節操の履歴書」と応酬した。
とりわけ『文春』の報道は強烈。「キスの経験すらない20歳の大学生を富士山麓の別荘に誘い、2人きりになると豹変。『バージンだと病気だと思われるよ』という言葉を吐いた」「みだらな行為を行ったことで某大学を出入り禁止になった」などの内容に日本全国が騒然。鳥越は、「記事内容は一切、事実無根」とすぐさま反論し、「私は週刊誌の仕事をしていたからわかるが、単なる週刊誌の取材記事というより、何か政治的な力が働いているのではと思う」と語った。
さらに、「選挙妨害」として抗議文を送るともに、弁護団が公職選挙法違反などの疑いで刑事告訴。自分の経歴を踏まえれば、もっと余裕を見せてしなやかな対応したほうがイメージダウンを避けられた気もするが……。ちなみに淫行疑惑は2002年の話だから、鳥越は62歳であり、事実なら相当な女好きで他にもいろいろ出てきそうな……。
□おまけの1本:「TBSの巨乳アナ、社内結婚の相手は“貧乳源一郎”」
最後に、『週刊ポスト』が報じたとびきりのB級ニュースを。身長170㎝のビッグサイズと推定Eカップとも言われる巨乳、さらに、日本女子大家政学部出身、ヤクルトスワローズのダンスチームに所属、大食いキャラなどの多彩なプロフィールで、社内外に隠れファンの多かった林みなほアナ(26)。今月、彼女が結婚したTBSラジオのプロデューサー(36)に、ちょっとした話題が持ち上がっている。
プロデューサーは、林アナより10歳上でバツイチ。面白いのは一橋大学時代に学生プロレスをやっていて、最初のリングネームが貧乳源一郎(天龍源一郎のパロディ)、次は中条ピロシキ(中条きよしのパロディ)だったこと。さらに、テレビ朝日から内定を得ていたものの、卒業単位が足りず取り消しに……。女子アナと結婚したことで、恥ずかしい過去が掘り起こされてしまったのだが、ラジオプロデューサーとしてはオイシイかもしれない。
2人の出会いはラジオだけに、テレビ局員たちは「よりによってラジオに持っていかれるなんて……」と悔しいのだろうか。それなら、巨乳アナと貧乳プロデューサー夫婦の共演をテレビで実現させて話題を作ったらどうか。
■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。