公開初日を迎えたアニメ映画『ONE PIECE FILM GOLD』の初日舞台あいさつが23日に都内で行われ、メイン声優キャストをはじめ、ゲスト声優の満島ひかり、濱田岳、菜々緒、ケンドーコバヤシ、北大路欣也らが登場した。

『ONE PIECE FILM GOLD』のラッピングバスの前にレギュラー・ゲスト声優が集結

舞台あいさつには、ゲスト声優に加え、田中真弓(ルフィ役)、中井和哉(ゾロ役)、岡村明美(ナミ役)、山口勝平(ウソップ役)、平田広明(サンジ役)、大谷育江(チョッパー役)、山口由里子(ロビン役)、矢尾一樹(フランキー役)、チョー(ブルック役)らレギュラー声優陣、そして本作で悪役を演じた山路和弘(ギルド・テゾーロ役)も応援に駆けつけた。

まず、田中が「お前は! オレの大嫌いな奴にそっくりだ!」と劇中のセリフであいさつすると、中井は「どうした? 面白すぎて声も出ねえか?」、岡村は「ウチ……お金ないの」と、こちらも負けじと劇中のセリフで対抗。さらに、平田は「野郎共へ。女に会って来る」と、アニメではまだ登場していないセリフ(『ワンピース』81巻・サンジのセリフ)を繰り出すと、大きな歓声が上がった。

ゲスト声優の満島(歌姫カリーナ役)は、以前「Folder5」としてTVアニメの主題歌「believe」を担当しており、「16年ぶりに先輩たちの背中を見ることができてとてもうれしい」と緊張しながらも笑顔のあいさつ。

また、菜々緒(バカラ役)は、ゲスト声優に採用された喜びをファンに伝え、「私は(相手の運気を吸い取る)バカラよりラッキーだと思います。今日は皆さんのラッキーを吸い取って帰ります!」と心境を語った。そして、北大路(レイズ・マックス役)は「こうして皆さんの笑顔が見られて、いい作品に出られたなと実感しています」と感謝の言葉を述べた。

その後、MCから本作『ONE PIECE FILM GOLD』が、世界33の国と地域で公開されることが明らかに。先日、UAEのアブダビで行われたプレミア上映会に参加したという満島は「現地の人はルフィが敵を倒すと立ち上がって拍手したり、キャラクターのギャグで大ウケしたりと、熱気が凄かったです」と、『ONE PIECE』が世界中で愛されていることを報告し、会場から大きな拍手が起こった。

また、『ONE PIECE』に関しては、レギュラー声優より素人と告白した山路。その告白に対して、田中は「これからですね。山路君。しっかり勉強しているからね……これからだよ、山路君!」と声をかけると、山路も「はい。頑張ります! 師匠!」とノリよくお辞儀をしてみせ、声優陣の仲のよさがうかがえるひと幕も。

最後に田中は「リオオリンピックを前に、皆さんの力で夏休み映画の金メダルを取ります!」と宣言したほか、テレビコメント用のあいさつを求められると、まず観客が「お前たちは、オレの仲間だ!」と叫び、登壇者が「おおー!」と答えるという、いつもとは逆のやりとりを提案。ラストも大いに盛り上がるイベントとなった。

最新作『ONE PIECE FILM GOLD』は、世界政府すら手を出せない"絶対聖域"のグラン・テゾーロを舞台に、グラン・テゾーロの支配者の黄金帝ギルド・テゾーロの野望が動き出す……というストーリー。総合プロデューサーは前作に続き原作者・尾田栄一郎氏が担当している。

(C)尾田栄一郎/2016 「ワンピース」製作委員会