説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『待ち合わせのときiPhoneを役立てるベストな方法は?』という質問に答えます。
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ご質問の趣旨ですが、iPhoneユーザである自分が友人と待ち合わせるとき位置情報を知らせるためのベストな方法、という意味でしょうか? となると、知らせる相手が同じiPhoneユーザなのかAndroidユーザなのか、あるいは利用している端末が不明なのかで変わってきますから、それぞれでベストな方法を考えてみましょう。
同じiPhoneユーザの場合は、『メッセージ』アプリを使うとスマートです。自分の現在地を知らせたい相手を宛先とした新規メッセージを作成し、右上の詳細ボタンをタップしましょう。「1時間」と「明け方まで」、「無期限」という3つの選択肢が現れるので、「1時間」をタップします。以降1時間は相手が『友達を探す』アプリを使い自分の現在地を調べることができるので、待ち合わせにはちょうどいいはずです。
Androidユーザに対しては、『マップ』アプリからメールに添付する形で現在地を送信するといいでしょう。手順はかんたん、共有ボタンをタップし「メールで送信」を選択、その後メールとしての体裁を整え送信するだけでOKです。『友達を探す』アプリのように、自分のリアルタイムな移動を相手に確認してもらうことはできませんが、特定のアプリに依存しない形で緯度/経度情報が送信されますから、Google Mapsなど任意の地図アプリで表示することが可能です。
相手がどのスマートフォンを利用しているかわからない場合も、『マップ』アプリからメールに添付する形で位置情報を送信することが無難な方法です。送信される位置情報は、「https://maps.apple.com/maps?address=...」というAppleのWEBサーバを示すURLで、iPhoneでアクセスすると『マップ』アプリで表示してくれます。Apple製品以外のパソコン/スマートフォンからアクセスした場合も、Google Mapsで表示してくれるので安心です。