位置情報を活用したスマートフォン向けアプリ『Pokemon GO』の日本での配信が開始された22日、JR新宿駅にスマートフォンなどの安全な利用を促すポスターが掲出された。JR東日本の東京駅・品川駅でも、駅構内の案内放送にて注意を呼びかけていた。

『Pokemon GO』の国内リリースを受け、都内のJR主要駅でポスターや放送による「歩きスマホ」への注意の呼びかけが行われている(写真はイメージ)

JR新宿駅では、改札内の通路やホームへの階段などに「駅やホームでのスマートフォン等の安全なご利用について」という内容のポスターが貼り出された。スマートフォンを見ながらの「ながら歩き」は利用者同士の接触やホームからの転落のおそれがあり、大変危険であるとした上で、「特にスマートフォンの位置情報を活用したゲームアプリ等をご利用の際は、他のお客さまの通行の妨げにならない場所に移動して、立ち止まってから使用するようお願いします」と記されてあった。

東京駅・品川駅構内での案内放送も同様の内容で、スマートフォンの安全な利用を利用者に呼びかけていた。駅ホームでの「歩きスマホ」に対する注意の呼びかけは以前から行われていたが、海外で爆発的人気となった『Pokemon GO』の国内リリースを受け、各鉄道事業者でさらなる対応強化が図られることになりそうだ。

『Pokemon GO』はスマートフォンの位置情報を活用することで、現実世界でポケモンを捕まえ、バトルするなどの体験ができるゲーム。屋外に出て遊べる一方、周囲の状況に十分配慮した遊び方も必要とされており、公式サイトでも「毎回必ず、周囲に注意して遊ぶよう全画面表示で注意喚起し、同意しないとゲームが始まらないようになっています」「ポケモンが見つかると端末が作動するので、歩きながら端末の画面を見続ける必要はありません」「自動車運転中等のプレイを避けるために、一定のスピード以上ではポケモンが捕まえられません」など、安全に配慮した仕様が紹介されている。

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