プラネックスコミュニケーションズは22日、世界のどこからでも日本国内と同じWebサービスを利用できる「どこでも日本」シリーズの新機種として、長期滞在者向けに通信性能を改善した新製品「どこでも日本 Duet」を発表した。発売日は7月26日。価格は1年間のサービス料を含み税別64,630円。
「どこでも日本」シリーズは、海外の子機と日本(自宅)の親機において、独自の1対1暗号化通信を行い、従来のようなVPN設定を行わずとも、日本と同じインターネット環境を利用できるオンラインサービスと機器のセット。
今回発表した「どこでも日本 Duet」は、高性能チップセットを搭載することで、規格上の最大実効速度が同シリーズ最大の60.0Mpbsとなり、通信速度を落とすことなく親機と子機が自動接続する。これにより、TwitterやFacebook、LINEといった転送容量の少ないサービスだけでなく、多くの転送量が必要なサービスも利用できることが特徴。
サービスの利用には、あらかじめセットとなった親機/子機を使用し、親機を日本にある自宅のルータなどに接続、子機を海外の現地ルータに接続してネットワーク環境を構築。接続サービス料が別途必要で、「どこでも日本 Duet」では税別10,000円/年。
親機/子機は同一製品(MHC1000)で、Gigabit対応有線LANポート×4基、WANポート×1基を備える。無線機能は非搭載で、無線LAN機器を使用する場合は「どこでも日本 Duet」が接続されているルータのAP機能を使う必要がある。
対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降。機器のサイズはW148×H29×D105mm、重量は483g。