JR北海道は19日、特急「ニセコ」と特急「旭山動物園号」の臨時運転について発表した。特急「ニセコ」は8月29日から9月7日までの10日間、特急「旭山動物園号」は9月17日から10月10日までの土休日合わせて11日間、それぞれ運行される。
特急「ニセコ」は「ニセコエクスプレス」車両3両編成を使用し、札幌~函館間をニセコ駅経由で運転。通常は札幌での乗換えが必要となる函館~小樽間を乗換えなしで直通する。途中停車駅は小樽駅・余市駅・長万部駅・新函館北斗駅など。1日1往復の運転で、上りは札幌駅7時57分発・函館駅13時15分着、下りは函館駅13時56分発・札幌駅19時27分着となる。上り・下りともに倶知安~昆布間で地元観光協会スタッフが同乗して地元特産品の販売を行うほか、上り(函館行)では余市駅と長万部駅で特産品の販売も行う。
往路・復路ともに新函館北斗駅での北海道新幹線との接続が考慮され、東京駅9時36分発(仙台駅11時8分発)の「はやぶさ11号」から新函館北斗駅で下り(札幌行)の特急「ニセコ」に乗り換えれば、17時すぎにニセコ駅、19時台に札幌駅に到着できる。帰りも新函館北斗駅から13時35分発の「はやぶさ24号」に乗り換えれば、18時すぎには東京駅に帰着できる。
特急「旭山動物園号」はキハ183系5両編成で札幌~旭川間を運転。運転時刻は下り(旭川行)が札幌駅8時30分発・旭川駅10時9分着、上り(札幌行)は旭川駅15時42分発・札幌駅17時22分着となる。各車両には動物たちのぬいぐるみが椅子になった「ハグハグチェア」を設置。1号車フリースペースには、絵本を読み、ビデオも見られるカーペット敷きのスペースが備えられる。