JR東日本は19日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」の2017年7・8月出発分の申込み受付を開始した。あわせて行程中の食事を担当する料理人も発表した。

「トランスイート四季島」で提供される料理のイメージ(JR東日本提供)

2017年7・8月出発分は、行程・価格ともに5・6月出発分と同じ。月曜日に出発する3泊4日コースと土曜日に出発する1泊2日コースの2コースあり、両コースともに上野駅発着。3泊4日コースは2日目に函館観光が組まれ、3日目は青森市の三内丸山遺跡見学または「リゾートしらかみ」乗車のどちらかを体験できる。1泊2日コースは、山梨の食材を使用したランチや、長野県・姨捨の景観、伝統の漆器で味わう会津の歴史と風土を感じる朝食など、各地の魅力を凝縮した内容となる。

「トランスイート四季島」はすべて旅行商品として発売。びゅうトラベルサービスが販売する旅行代金は、3泊4日コースが75~95万円、1泊2日コースは32~45万円(いずれも2名1室利用時)。申込みは「TRAIN SUITE 四季島」専用サイトの参加申込みフォーム、または「TRAIN SUITE 四季島」ツアーデスク(電話)で受け付ける。9月30日締切で、希望者多数の場合は抽選となる。

「トランスイート四季島」の料理については、日本ホテル取締役統括名誉総料理長の中村勝宏氏が監修、「ホテルメトロポリタン丸の内 Dining & Bar TENQOO」元料理長の岩崎均氏が総料理長を務めることがすでに発表されている。

今回新たに、旅先の各地での食事を担当する料理人(または施設の代表者)が発表された。中村氏の選定によるもので、山形県鶴岡市 「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行氏をはじめ、「その地元と食材を愛し育んできた料理人」(JR東日本)11名からなる布陣に。行程内の一部の食事についてはなお選定中で、決まり次第発表される。今回発表された料理人は、2017年5月の「トランスイート四季島」運行開始から料理を担当する。