台湾MSIは19日、NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 1060」を搭載したグラフィックスカード「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」を発売した。店頭予想価格は税別36,800円。
独自の「TWIN FROZR VI」クーラーを搭載。従来型ファンブレードに加えて、よりひねりの大きな羽を用いて、風圧が22%向上した「トルクスファン2.0」を採用する。負荷が低い場合に、ファンの動作を止める「Zero Frozr」機能をサポートする。
動作クロックはベースを1,592MHz、ブーストを最大1,809MHzまでオーバークロックしている。また、付属の「Gaming App」を利用することで、最大限のパフォーマンスを引き出す「OC モード」、パフォーマンスと静音性のバランスを取る「ゲーミングモード」、ファンノイズを最小限に抑える「サイレントモード」といった動作モードを切り替えられるほか、システムのモニタリングやLEDの制御なども行える。
主な仕様は、CUDAコア数が1,280基、動作クロックがベース:1,592MHz、ブースト:最大1,809MHz、メモリは192bit接続の6GB GDDR5、メモリスピードは8Gbps(データレート)、TDPは120W、補助電源コネクタが8ピン×1。出力インタフェースはDL-DVI-D×1、HDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。本体サイズはW277×D140×H39mm、重量は1,017g。
デュアルファン搭載の軽量モデル「GeForce GTX 1060 6GT OC」も近日発売
また、MSIは「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」の下位モデルとして、「GeForce GTX 1060 6GT OC」も近日中に発売すると発表した。店頭予想価格は税別30,000円前後の見込み。
軽量なアルミ製ヒートシンクを採用することで、カード全体の重量を600g以下に抑えた軽量モデル。モノトーンのデュアルファンを搭載し、こちらも動作クロックを引き上げたオーバークロックモデルになるという。