フィンランドのFuturemarkは15日、3Dベンチマークソフト「3DMark」のアップデートを行った。最新バージョンは「2.1.2852」で、DirectX 12に対応した新テスト「Time Spy」が追加された。まずは無料版である「Basic Edition」に追加され、23日に有償版の「Advanced Edition」向けに提供を始める。これに伴い「Advanced Edition」の価格は従来の24.99ドルから29.99ドルへと値上げする。

DirectX 12は、Windows 10で追加されたグラフィックスAPI。よりローレベルでハードウェアへアクセスすることで、オーバーヘッドを削減、GPUの性能を引き出すとしている。「Time Spy」では、非同期演算や明示的なマルチアダプタ、およびマルチスレッドといった機能をサポートし、DirectX 12によるパフォーマンスゲインを正しく測定できるテストだという。

Time SpyはハイエンドゲーミングPC向けテスト「Fire Strike」から処理数が大幅に増加している

テストの実施解像度は2,560×1,440ドット。機能レベルは feature level 11_0。システム要件はCPUが動作クロックが1.8GHz/2コア以上、GPUがDirectX 12対応、グラフィックスメモリが1.7GB(2GB以上を推奨)。

なお、14日以前に「Advanced Edition」を購入したユーザー向けに「Time Spy」のアップデートを9.99ドルで販売するとともに、期間限定で「Advanced Edition」のフル機能を9.99ドル、「Time Spy」へのアップデートを4.99ドルで提供する。