一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は13日、Adobe Flash Playerの脆弱性に注意喚起した。細工されたコンテンツを開いた場合、Flash Playerが不正終了したり、任意のコードが実行されたりする恐れがある。
米Adobe Systemsは現地時12日、52件の脆弱性に対処したAdobe Flash Player最新版を公開済み。JPCERT/CCは速やかなアップデートを呼びかけている。影響を受けるFlash Playerは下記のバージョンで、深刻度はもっとも高いCritical。
Adobe Flash Player Desktop Runtime 22.0.0.192およびこれ以前(Windows、Mac)
Adobe Flash Player Extended Support Release 18.0.0.360およびこれ以前(Windows、Mac)
Adobe Flash Player for Google Chrome 22.0.0.192およびこれ以前(Windows、Mac、Linux、ChromeOS)
Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 22.0.0.192およびこれ以前(Windows 8.1/10)
Adobe Flash Player for Linux 11.2.202.626およびこれ以前(Linux)
Google ChromeやMicrosoft Edge、Windows 8.1/10環境のInternet Explorer(IE)にインストールされているFlash Playerも影響を受けるが、各ブラウザを最新版にアップデートした場合、自動的に最新版のFlash Playerが適用される。バージョンの確認は「Adobe Flash Player:Version Information」から行える。