アイ・オー・データ機器は13日、レコードやカセットなどのアナログ音源をデジタル化できるオーディオキャプチャーケーブル「AD-USB2」を発表した。8月上旬から発売する。価格は5,300円(税別)。
アナログ音源をデジタル化して、PCに録音できるUSBオーディオキャプチャーケーブル。音声入力端子として、PHONO IN×1(RCA)、LINE IN×1(ステレオミニジャック)の2系統を備え、PCとはUSB 2.0で接続する。レコードプレーヤーの出力信号を増幅調整する「フォノイコライザー(MMカートリッジ方式対応)」を搭載し、音量が小さくなってしまうレコードプレーヤーからの音量を整えてくれる。音声出力用に LINE OUT×1(ステレオミニジャック)も装備。
音源の取り込みは、同社のWebサイト「IOPortal」からマルチトラック・サウンド編集ソフト「DigiOnSound X C.E. for I-O DATA」を無料ダウンロードし、PCにインストールして行う。曲の波形を調べて、圧縮によって失われた音域を予測、再現するエフェクトエンジン「DHFX」機能により、取り込んだ音源のハイレゾ化が可能。所持している音楽ファイルもハイレゾ品質(96kHz/24bit)へと補正できる。
そのほか、無音部分を検出して自動で分割する機能、録音したアナログ音源の波形データを参照してインターネットから曲情報を取得する機能、5種類のノイズ除去機能などを搭載する。
対応ファイル形式は、DigiOnSound / WAV / AIFF / AU / RAW / Ogg / WMA9 / AAC(m4a) / ALAC / FLAC。サンプリング周波数は2kHz~192kHz。量子化ビット数は8 / 16 / 20 / 24 / 32bit。エンコード方式はソフトウェアエンコード。本体サイズは約W18.2×D57.4×H13mm、重量は約60g。対応OSはWindows 7 / 8.1 / 10