エアバスは現地時間の7月12日、英国で開催中の「第50回ファンボロー国際航空ショー」にて、エアアジアがA321neoを100機確定発注したことを発表。エアアジアがA320ファミリーの最大機種であるA321neoを発注するのは今回が初となる。
A321neoは全席エコノミー・クラスの客室仕様で最大240席を装備可能。短通路機の中で最も低い運航コストを提供しながら、旅客輸送量を増加させることができる。今回の発注によってエアアジアのA320ファミリーの合計発注数は575機となり、エアバス単通路型機を運航する最大顧客となった。これまでに170機以上のA320が引き渡されており、マレーシアやインド、インドネシア、フィリピンで運航されている。
A320ファミリーはこれまでにおよそ1万2,600機の受注を獲得し、約320社の顧客に7,100機以上を引き渡している。新型エンジンを搭載するA320neoファミリーは大型のウイングチップであるシャークレットを装備し、合わせて燃費を15%削減、さらに2020年までには客室やエンジン技術の改良によって20%の燃費削減が見込まれる。
なお、エアアジアは4月、従来よりも40%軽量化されたエアクラフト・シーティング開発の飛行機用シート「ミラス・ホーク(Mirus Hawk)」の導入を契約。エアアジアの所有するA320のシートと置き換えられるほか、新規のA320・A320neoにも装備していく。