経済産業省 資源エネルギー庁が7月13日に発表した石油価格調査(7月11日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から0.3円安い123.5円となり、2週連続で値下がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

原油価格の下落と円高で値下がり

石油情報センターは「原油価格の値下がりと円高によって原油調達コストが下落し、各石油元売りが卸価格を引き下げたことが小売価格に反映した」と分析。来週の価格動向については「原油価格の下落と円高により原油調達コストが下がっており、来週に向けても各石油元売りは卸価格を引き下げるとみられることから、値下がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、7都府県で値上がり、3県で横ばい、37道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の132.2円(前週132.8円)で、次いで沖縄県の131.6円(同133.9円)、鹿児島県の131.0円(同131.3円)と続いた。一方、最も安かったのは秋田県、埼玉県、岡山県の119.3円だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.3円安い134.3円と、2週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.2円安い103.3円と、3週連続で値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週から横ばいの1,156円となった。