全国の鉄道事業者などによるエスカレーターの安全利用を呼びかけるキャンペーンが19日からスタートする。ポスター掲出やディスプレイ広告の掲載、ポケットティッシュ配布などを行い、「みんなで手すりにつかまろう」と呼びかける。
全国の鉄道事業者51社局と羽田・成田両空港、日本民営鉄道協会、日本地下鉄協会、日本エレベーター協会などが共同で実施するもの。駅や各施設では、エスカレーター利用時にバランスを崩して転倒する事故や、駆け上がり・駆け下りの際に他の利用者にぶつかって転倒させる事故などがたびたび発生。エスカレーターで歩行用に片側を空ける習慣も、片側を空けて乗ることができない利用者にとって危険な事故につながる場合があるという。
こうした状況を踏まえ、「手すりをしっかりつかむ」「黄色い線の内側に立つ」など、エスカレーターの安全な乗り方をイラストで示したB1判の統一ポスターを制作。8月31日までのキャンペーン期間中、駅や各施設でいっせいに貼り出す。JR東日本グループは同様のデザインのB3判ポスターも独自に制作し、グループ内26社の商業施設などに貼り出す。