都内・バンダイナムコ未来研究所にて12日、「ガンダム」の新シリーズに関する発表会が開催され、TVアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』と、第二期の放送が決定している『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の詳細が公開された。
発表会冒頭では、バンダイ ホビー事業部の藤原孝史氏が登壇し、キャラクターによる重厚なドラマ性を意識した『鉄血のオルフェンズ』はアニメファンである大人の層に、新規のガンプラファンの取り込みの起爆剤となった『ビルドファイターズトライ』は引き続き模型ファンの子供層に注力していくことを明かした。
具体的には、『鉄血のオルフェンズ』は「番組との商品連動強化」「視聴者層の拡大」「イベント連動」「アジアなどでの同時展開強化」を念頭に、新キャラクターを多数登場させ、好評であったモビルスーツ(MS)のバトルも積極的に描いていくという。物語は、クーデリア・藍那・バーンスタインを地球に送り届け、さらに蒔苗東護ノ介の護衛を成功させ名を上げた鉄華団を中心に、ギャラルホルンの真の姿が明らかになったことで変革する世界が描かれる。
スタッフは1期に引き続き監督を長井龍雪氏、脚本を岡田麿里氏が担当。また、公開された三日月・オーガスの乗る主役機「ガンダムバルバトスルプス」は、鉄華団のエンブレムが入った赤いショルダーアーマーが特徴的なMSとなっており、1期と同じく多彩な装備で戦うことが発表された。『鉄血のオルフェンズ』第2期は10月2日より毎週日曜17時~MBS/TBS系列全国28局ネットで放送。
一方の『ビルドファイターズトライ』は、「番組によるガンプラ訴求」「イベント連動」「店頭キャンペーン」「ガンダムゲーム30周年」を標榜し、「10機以上の新モビルスーツの投入」「夏のガンプラエキスポとの連動」「ガンダムを見ない人でも楽しめるガンダム」をテーマに展開。『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』では、ヤジマ商事の新型バトルシステムのテストパイロットとして、南の島のニールセンラボに招待されたチーム・トライファイターズを最大のピンチが襲う。
劇中に登場する「スクランブルガンダム」は、アニメ、ガンプラ、ガンダムゲーム30周年をつなぐキーとなるMSとして位置づけられているという。大河原邦男氏デザインによる同機体は、立体化に際してはZガンダムをベースにしつつも、新規金型にて制作。放送開始に合わせて「HGBF 1/144 スケール スクランブルガンダム」も発売される。特番となる『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』は8月21日16時~テレビ東京系列で放送。
なお、両タイトルのガンプラの商品展開についてバンダイ ホビー事業部の田口博丈氏は、「カスタマイズ」をテーマにしていくことを明言。『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』関連のガンプラは、新規の展開に加え既出の機体とも連動するよう設定されており、『鉄血のオルフェンズ』2期については好評であったオプションセットも積極的に展開していくという。
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