東芝クライアントソリューションは12日、2016年秋モデル新製品として、本体デザインを刷新した15.6型スタンダードノートPC「dynabook T」シリーズを発表した。発売日は7月15日(一部モデルを除く)。価格はオープンで、店頭予想価格は税別130,000円台半ばから。
2016年秋冬モデルの「dynabook T」シリーズは、15.6型の「dynabook T85/A」「dynabook T75/A」「dynabook T55/A」「dynabook T45/A」の4種類を用意。同社のBtoB向け15.6型ノートPC「Satellite B」シリーズをベースに、本体デザインを刷新したほか、BtoBモデルで搭載しているセキュリティ機能を取り入れた。また、自社工場生産となり品質が高まったとして、従来1年だったメーカー無償保証期間を2年に延長した。
新しくなった本体外観は、新たにヘアライン加工を採用したパームレスト部分を下に巻き込むような薄型に見せるデザインとし、ヒンジ部には鏡面仕上げのカバーをアクセントとして配置。スピーカーはオンキヨーが音質チューニングまで担当し、「SOUND BY ONKYO」のロゴが付与された。
キーボードには、BtoBモデルで好評という、0.2mmの凹みを持たせ指の引っかかりを良くしたキートップを採用するほか、キーボードプレートの板金に突起を追加し、打鍵感と強度を向上。テンキーは従来の11.5mmキーピッチから13.3mmへと拡大させた。このほか、セキュリティ面でTPMセキュリティチップ(TCG Ver2.0準拠)の搭載、BIOSパスワードやHDDパスワード、セキュリティロック機能など、BtoBモデルで採用していた機能を取り入れている。
dynabook T85/A
「dynabook T85/A」は指紋センサーを新搭載した最上位モデル。メモリ容量を前モデルの8GBから16GBに強化したほか、駆動時間が約6.5時間(JEITA 2.0)に伸びている。このモデルのみ発売日が7月29日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別220,000円前後。カラーはプレシャスブラック、サテンゴールドの2色。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6500U(2.50GHz)、メモリが16GB(8GB×2)、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、ストレージが1TBハイブリッドドライブなど。光学ドライブはBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 10 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI出力、ブリッジメディアスロット(SDカード対応)などを装備。本体サイズはW379.0×D258.0×H23.7mm、重量は約2.4kg。
dynabook T75/A
「dynabook T75/A」は、上位のdynabook T85/Aから指紋センサーを省き、メモリ容量を8GBとしたモデル。これ以外の仕様はdynabook T85/Aとほぼ同等。発売は7月15日で、価格はオープン。店頭予想価格は税別200,000円前後。カラーはリュクスホワイト、プレシャスブラック、サテンゴールドの3色となる。
dynabook T55/A
「dynabook T55/A」は、プロセッサにCore i3を採用したミドルモデル。ひとつ上のdynabook T75/AからCPUをIntel Core i3-6100U(2.30GHz)に、メモリを4GBに、ストレージを1TB SATA HDDに変更した製品となる。これ以外の仕様はdynabook T75/Aとほぼ同等。発売は7月15日で、価格はオープン。店頭予想価格は税別160,000円台半ば。カラーはリュクスホワイト、プレシャスブラック、サテンゴールドの3色となる。
dynabook T45/A
「dynabook T45/A」は、プロセッサにSkylake世代のIntel Celeronを採用したエントリーモデル。ひとつ上のdynabook T55/Aから、CPUをIntel Celeron 3855U(1.60GHz)に、光学ドライブをDVDスーパーマルチに変更した製品となる。これ以外の仕様はdynabook T55/Aとほぼ同等だが、バッテリ駆動時間は約7時間(JEITA 2.0)となる。
発売は7月15日で、価格はオープン。店頭予想価格は税別130,000円台半ば。カラーはリュクスホワイト、プレシャスブラック、サテンゴールドの3色。