Woman&Crowdは7月5日、「夫婦間における家事・育児の分担」に関する意識調査の結果を発表した。

妻が家事・育児を7割以上担当

夫婦間での家事・育児について分担の割合を質問したところ、ワーキングマザーにおいては84%が「妻が家事・育児を7割以上担当している」と回答した。

夫婦間の家事・育児の分担の割合に満足しているかという質問に対しては、専業主婦の38%、ワーキングマザーの43%が「不満」と回答した。

同調査で同時に実施した「配偶者は家事や育児に協力的か?」という質問では、専業主婦とワーキングマザーを合わせた全体の約75%が「協力的である」と回答。一方この質問で「満足している」と回答したのは全体の約60%にとどまり、「協力的であるとは感じるものの、満足はしていない」と感じている女性が多いようだ。

夫婦間の家事・育児の分担の割合に満足していますか?(左:専業主婦/右:ワーキングマザー)

「夫に家事・育児の参加を促すためのコツ」を自由回答で尋ねたところ、専業主婦からは「暗黙のルールのように、休日は私が休みモードになり、目に余るほど家事をいろいろ放置して、手伝え! というオーラを出している」(専業主婦・35歳)、「子供たちを寝かせた後は必ず夫婦で情報交換会。私からは子供たちの様子や今日あったこと、夫からは今日あった面白かったことや相談事。夫婦の時間を必ず作っています」(専業主婦・32歳)といった声が寄せられた。

ワーキングマザーからは「結婚するときに家事は完全分担制という決まり事をつくりました。お互いに自分の担当じゃない所は基本的に手を出さないけれど、状況に応じて手伝うことも」(ワーキングマザー・31歳)、「夫の得意なもの、向いているものを先に聞いて、少しでもやってみる気があるものを選択してもらいました。大げさなくらい感謝をきちんと伝えるように心掛けています」(ワーキングマザー・34歳)などのコメントが集まった。

調査期間は6月6日~9日、未就学児の子供を持つ20代~30代の専業主婦250名と、ワーキングマザー250名(共にWoman&Crowd会員)計500名を対象にインターネットによって行われた。